「またお菓子?」
「さっき食べたばかりなのに……」子どもがお菓子ばかり欲しがると、「食べ過ぎじゃないかな」「少し控えさせた方がいいのかな」と心配になりますよね。
けれど、お菓子を何個までと決めたり、「もうダメ!」と我慢させたりする前に、一度考えてみてほしいことがあります。
それは、「おやつ=甘いもの」と思い込んでいないかな?ということです。
子どもにとってのおやつは、もともと3回の食事だけでは足りない分を補う「補食」という役割があります。そう考えると、おやつはクッキーやチョコレートでなくてもいいのです。おにぎりでも、芋でも、温かいスープでもいい。
重ね煮アカデミーでは、お菓子を無理にやめさせることよりも、まず毎日のごはんでお腹を満たすことを大切にしています。
今回は、子どものお菓子の食べ過ぎが気になるときに、ぜひ知ってほしい「おやつ」の考え方をお伝えします。
子どもが「お菓子食べたい!」と言うとき、まず考えたいこと

子どもが「お菓子食べたい!」と訴えてくると、つい「また甘いもの?」と反射的に考えてしまいがちです。しかし、必ずしも本当に甘いものを求めているとは限りません。まずは子どもの気持ちや体のサインに目を向けてみることが大切です。
「お菓子が食べたい」=「甘いものが欲しい」とは限らない
子どもに「お菓子食べたい!」と言われると、私たちはついクッキーやチョコレート、グミなどを思い浮かべます。
けれど、子どもの「お菓子食べたい」は、本当に「甘いものが食べたい」という意味なのでしょうか。もしかしたら、「何か食べたい」「お腹が空いた」を、いつもの言葉で「お菓子食べたい」と表現しているだけかもしれません。
もちろん、お腹が空いているとは限りません。なんとなくいつもの時間になったから欲しがることもあるでしょう。だからこそ、「お菓子が欲しいんだ」とすぐに決めずに、まずは子どもの様子を見てみてください。
まず「お腹が空いていないかな?」と考えてみよう
朝ごはんや昼ごはんをあまり食べなかった日。たくさん遊んだ日。次の食事までまだ時間があるとき。そんなときの「お菓子食べたい」は、単純にお腹が空いているサインかもしれません。
それなら、甘いお菓子で空腹を埋める前に、「おにぎり食べる?」と聞いてみる。ここから始めてみてほしいのです。
「おやつ=甘いもの」は当たり前ではありません

「おやつ」と聞くと、クッキーやチョコレートなど甘いものを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
けれど、子どものおやつは必ずしも甘いものである必要はありません。まずは、私たちがいつの間にか持っている「おやつ=お菓子」という思い込みから見直してみましょう。
私たちはなぜ「おやつ=お菓子」と思っているのでしょう?
私たちは「おやつ」と聞くと、甘いものを思い浮かべることが多いですよね。甘いものが今ほど簡単には手に入らなかった時代には、砂糖を使ったお菓子は特別なものでした。
けれど、今は違います。
スーパーやコンビニに行けば、チョコレート、クッキー、菓子パン、アイス、グミなど、甘いものがいつでも簡単に手に入ります。そんな時代だからこそ、「おやつの時間だから、甘いものをあげなくちゃ」と考える必要はありません。
甘いものが身近になった今、おやつの中身も見直してみよう
おやつは、甘いものでなくてもいい。
小さなおにぎり。
焼き芋やふかし芋。
温かいスープや味噌汁。
そんな、普段の食事の延長にあるものも立派なおやつです。
「おやつに味噌汁?」と思うかもしれません。
けれど、子どもがお腹を空かせているのであれば、甘いものを渡すより、食事につながるものを少し食べる方が「お腹が満たされた」と感じることもあります。
ここで一度、おやつ=甘いものという前提を外してみてください。
そもそも子どものおやつは「補食」です

では、そもそも子どもにとって「おやつ」とは何なのでしょうか。
大人にとっては楽しみの意味合いが強いおやつですが、成長途中の子どもにとっては、3回の食事だけでは足りない分を補う「補食」という大切な役割があります。
3回の食事で足りない分を補うのがおやつ
成長途中の子どもは、一度に大人と同じ量を食べられるわけではありません。だから、朝・昼・夕の3回の食事だけでは足りない分を、食事と食事の間に補います。それが「補食」としてのおやつです。
つまり、おやつは、「食事とは別にお菓子を食べる時間」ではなく、「3回の食事では足りない分を補う小さな食事」と考えることもできるのです。
補食なら、甘いお菓子でなくてもいい
「小さな食事」と考えると、おやつの選択肢はぐっと広がります。
ごはんでもいい。
芋でもいい。
汁物でもいい。
「手作りのお菓子を作らなくちゃ」と頑張る必要もありません。
むしろ、いつものごはんの延長なら、ママにとっても特別な準備がいりません。
重ね煮アカデミーでは、おやつだけを特別に考えるのではなく、毎日のごはんの延長として考えることを大切にしています。
お菓子の食べ過ぎが気になるなら、まずおにぎりを出してみよう

「おやつ=補食」とわかっても、「今までお菓子を食べてきた子に、急におにぎりを出しても食べないのでは?」と思いますよね。
そこでおすすめしたいのが、お菓子をやめるのではなく、まずお菓子の前に小さなおにぎりを出してみることです。
いきなりお菓子をやめなくても大丈夫
ここまで読んで、「でも、今までずっとお菓子を食べてきたのに、急におにぎりなんて無理」と思った方もいるかもしれません。
大丈夫です。いきなりお菓子をゼロにする必要はありません。
今までのお菓子はそのままでいいので、まずは順番を変えてみるのです。
いつものお菓子の前に、小さなおにぎりをひとつ
お菓子を控えたいときは、甘いものを出す前に小さなおにぎりや軽食を用意するのが効果的です。おにぎりは腹持ちがよく、少量でも満足感を得やすいため、そのあとに食べるお菓子の量が以前より少なくなることもあります。
たとえば、子どもが「おやつが食べたい」と言ったら、まずは一口サイズのおにぎりを出してみましょう。最初は抵抗があっても、続けていくうちに、おにぎりや芋も「おやつの選択肢のひとつ」になっていくかもしれません。おにぎりの具や形を工夫すれば、子どもも楽しみながら食べてくれる場合も多いです。
おにぎり以外なら、芋やスープでもいい
おにぎりを食べない子なら、無理におにぎりにこだわる必要はありません。
焼き芋やふかし芋、じゃがいも、温かいスープや味噌汁など、普段の食事の延長にあるもので大丈夫です。
大切なのは、「おやつ用の特別なもの」を用意することではなく、お腹を満たすものを選ぶこと。
その日のごはんの残りや、家にあるもので気軽に考えてみてください。
お菓子をやめさせるより、まず毎日のごはんを整えよう

子どもがお菓子を欲しがると、どうしても「お菓子を減らすこと」に目が向きます。
けれど、重ね煮アカデミーが大切にしているのは、お菓子をやめさせることではありません。
まずは毎日のごはんを整えることです。ごはんと汁物を中心に、素材そのものの味を感じられる食卓を重ねていく。その中で、子どもの選ぶものが変わっていくことがあります。
「甘すぎる」「いらない」——実際に届いた生徒さんの声
重ね煮を実践している生徒さんから、こんな声が届いています。
「昔は大好きだった菓子パンを、『甘すぎる』と言って食べなくなりました」
また別のご家庭では、「大好きだったグミを『いらない』と言って、びっくりしました」
もちろん、重ね煮を食べれば、すべての子がお菓子を欲しがらなくなるという意味ではありません。
けれど、この子たちは「お菓子は禁止」と言われたから食べなくなったわけではありません。毎日のごはんが変わっていく中で、子ども自身が感じる味や、選ぶものが変わっていったのです。
「やめさせる」のではなく、自然と選ぶものが変わっていく
お菓子は悪いものではありません。誕生日にケーキを食べたり、お出かけ先でアイスを楽しんだり。そんな時間も、家族にとって大切な思い出になります。
だからこそ、「お菓子はダメ」と白か黒かで考えなくてもいいのです。
毎日のお腹を満たすものと、時々楽しむもの。
その違いを、暮らしの中で少しずつ作っていく。
重ね煮アカデミーが目指しているのは、親がお菓子を管理し続けることではなく、毎日のごはんが変わることで、子ども自身の選ぶものが自然と変わっていくことです。
「やめさせる」のではなく、変わっていく。
そんな食卓をつくっていきたいと考えています。
まとめ|お菓子を減らす前に、まず「ごはんで満たす」

子どものお菓子の食べ過ぎが気になったら、
「どうやって減らそう」
「何個までにしよう」
と考える前に、まず思い出してほしいことがあります。
おやつ=甘いものではありません。
子どものおやつには、3回の食事で足りない分を補う「補食」という役割があります。
だから、お腹が空いているのであれば、まずは小さなおにぎりをひとつ。
芋でも、スープでも構いません。いきなりお菓子をやめなくても大丈夫です。
お菓子を減らす前に、まずごはんで満たす。
毎日の食卓が変わっていくことで、お菓子との付き合い方も少しずつ変わっていくかもしれません。
重ね煮アカデミーでは、砂糖や油に頼りすぎず、素材そのもののおいしさを生かした「毎日続けられるごはん」をお伝えしています。「子どもの食を整えたいけれど、何から始めればいいかわからない」という方は、まずは無料メルマガから始めてみてください。


