夏の終わり、朝晩が少しずつ涼しくなってくる頃。
「子どもに元気がない」
「朝、なかなか起きられない」
「食欲が落ちてきた」
そんな変化を感じていませんか?
暑さがやわらいだ頃に現れる、だるさや食欲不振などの不調は「秋バテ」と呼ばれています。
秋バテという名前ですが、その原因は秋だけにあるのではありません。夏の暑さによる疲れや、冷たいものを取り続けたことによる胃腸への負担が、季節の変わり目に表れることがあります。
大切なのは、不調が出てから「何を食べさせよう」と考えることではなく、夏の終わりから少しずつ食卓を秋へ切り替えることです。
この記事では、子どもの秋バテを防ぐために見直したい3つの食べ方をご紹介します。
子どもの秋バテとは?

子どもの秋バテは、夏の終わりから秋にかけて子どもに現れる体調不良の総称です。暑さがやわらぎ始めるこの時期、元気がなくなったり、食欲が落ちたりすることが増えるのは珍しいことではありません。
秋バテの症状は大人と似ている部分もありますが、子ども特有のサインや原因があるため注意が必要です。ここでは、子どもに秋バテが起こる仕組みや代表的な兆候について整理しながら、なぜ秋になってから慌てるのでは遅いのか、その理由も解説していきます。主なポイントは次の3つです。
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子どもに見られる秋バテのサイン
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子どもが秋バテしやすい理由
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秋バテは秋になってからの問題ではない
子どもに見られる秋バテのサイン
子どもに次のような様子はありませんか?
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朝、すっきり起きられない
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食欲がない
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なんとなくだるそうにしている
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疲れやすく、横になっていることが増えた
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便秘や下痢など、お腹の調子が安定しない
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いつもより機嫌が悪く、イライラしている
子どもは自分の体調をうまく言葉にできないことがあります。
「夏休み気分が抜けていない」「怠けている」と決めつけず、食事の量や表情、朝の目覚めなど、いつもとの違いを見てあげたいですね。
なお、強い症状や発熱、嘔吐などがある場合、不調が長く続く場合は、秋バテと自己判断せず医療機関へ相談してください。
子どもが秋バテしやすい理由
夏の間、私たちの体は強い暑さにさらされています。外は暑く、室内は冷房で涼しい。そんな温度差のある環境を行き来するだけでも、体は疲れます。
さらに、暑い日はアイスや冷たい飲み物、冷たい麺、生野菜や果物などを取る機会も増えます。食欲がないからと、口当たりのよいものばかり食べていた家庭も多いのではないでしょうか。
冷たいものを一度食べたから秋バテになるわけではありません。しかし、こうした食事が続くことで、夏の終わりには胃腸も疲れています。
秋バテは秋になってからの問題ではない
秋バテは「秋になったら急に始まる」ものではありません。実は、夏の間にたまった体の疲労や胃腸への負担が、涼しい季節になってから一気に表面化するのが特徴です。
だからこそ、秋バテを防ぐには、症状が出てから対策するのではなく、夏の終わりから食べ方を見直すことが大切です。
子どもの秋バテを防ぐには、夏の終わりの食事が大切

朝晩は涼しくなっているのに、食卓には冷たい麺や生野菜、アイスや冷たい飲み物が並んでいませんか?
自然は少しずつ秋へ向かっています。季節の変化に合わせて、毎日の食事も夏から秋へ切り替えていきましょう。
季節は秋でも、食卓が夏のままになっていませんか?
夏によく食べていたものを、秋になったからといって、すべてやめる必要はありません。
ただし、次のような食事が毎日続いていないか、一度振り返ってみましょう。
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冷たい飲み物を一日に何度も飲む
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冷たい麺だけで食事を済ませる
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トマトやきゅうりなどの生野菜を毎日たくさん食べる
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果物だけで朝食を済ませる
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暑いからと汁物を作らなくなっている
衣服を秋物へ替えるように、食卓も少しずつ秋へ衣替えしていきます。
子どもの秋バテを防ぐ3つの食べ方

秋バテを防ぐために、特別な健康食品やサプリメントを用意する必要はありません。
見直したいのは、毎日の食卓です。
1、冷たいものを減らす
まずは、夏の間に増えていた冷たいものを少しずつ減らします。
冷蔵庫から出したばかりの飲み物を常温のお茶にする。冷たい麺だけの食事を、温かいごはんと味噌汁に替える。生野菜だけでなく、煮物や汁物など火を通した料理を増やす。
何もかも温かくする必要はありません。気温や子どもの様子を見ながら、無理なく切り替えていきましょう。
2、「秋は糖質を盛れ」ごはんと具だくさんの味噌汁を中心にする
昔から食養では、「秋は糖質を盛れ」といわれてきました。
ここでいう糖質とは、お菓子や甘い飲み物に含まれる砂糖のことではありません。秋に旬を迎える新米やさつまいも、じゃがいも、里いも、豆など、穀類・いも類・豆類に含まれる糖質です。
これらは陰陽の観点から見ると、中庸に近い食材です。暑い夏から寒い冬へと移り変わる時期の食卓に取り入れたい食材でもあります。
難しい献立を考えなくても、ごはんと具だくさんの味噌汁があれば、この食養の知恵を毎日の食卓で実践できます。
ごはんで米をしっかり食べ、味噌汁には、さつまいもやじゃがいも、きのこ、根菜、海藻など、その時季の食材を入れます。味噌も大豆から作られる発酵食品です。
いくつものおかずをそろえなくても、ごはんと具だくさんの味噌汁があれば、秋の体に必要な食事の土台をつくることができます。
重ね煮味噌汁なら、秋に旬を迎える食材を一つの鍋で調和させ、素材のうま味を引き出せます。油やだしに頼らず作れるため、夏の疲れが残る時期にも取り入れやすい食べ方です。
3.食べさせすぎない
子どもに元気がないと、「もっと食べさせなければ」「肉や栄養のあるものを食べさせよう」と思うかもしれません。
けれども、夏の疲れで食欲が落ちているときに無理に食べさせると、胃腸にさらに負担をかけてしまうことがあります。
大切なのは、たくさん食べさせることではなく、子どもが無理なく、おいしく食べられる量にすることです。
品数が少なくても構いません。まずは、ごはんと味噌汁を中心に、腹八分目を心がけましょう。
食欲が戻ってくれば、食べる量も自然に増えていきます。子どもの様子を見ながら、その日の体が受け取れる量を食卓に用意してあげてください。
まとめ|子どもの秋バテ予防は食卓の衣替えから

子どもの秋バテを防ぐために、特別なものを食べさせる必要はありません。
見直したいのは、次の3つです。
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冷たいものを少しずつ減らす
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米やいも、豆を取り入れ、ごはんと具だくさんの味噌汁を中心にする
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元気をつけようと食べさせすぎない
昔から伝わる「秋は糖質を盛れ」という食養の知恵は、いつものごはんと味噌汁で無理なく実践できます。
季節に合わせて衣服を替えるように、食卓も夏から秋へ。毎日のごはんと味噌汁から、子どもが季節の変化に負けない体を育てていきたいですね。
重ね煮アカデミーでは、「台所は家庭の薬箱」を合言葉に、季節と体に合わせた食べ方をお伝えしています。
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