甘味、塩味、酸味、苦味、うま味
味覚は味を楽しむだけでなく
自分自身の身体を守るために必要なもの。
その大切な味覚を司っているのは
舌の表面に存在している味蕾細胞。
味蕾細胞がさまざまな種類の味覚をキャッチして
大脳へ送り、味を感じる仕組みになっています。
味蕾細胞の数は生まれてから増え続け
12~15歳がピーク
その後減少していくと言われています。
ところが
ピーク時期にあるはずの子どもの味覚障害が増えている!
味蕾細胞は敏感で繊細。
刺激物、添加物、薬、濃い味つけで
簡単に傷つけられてしまいます。
東京医科歯科大学研究グループによる味覚実験を行った際
味覚障害のあった子供には
ファストフードを食べることが多い
清涼飲料水を毎日飲んでいる
という共通点がみられたという報告があります。
ファーストフード、インスタント食品、
コンビニエンスストアのおにぎり、
花粉症の薬、風邪薬、炭酸飲料
赤ちゃんの場合はレトルトの離乳食
などを常食してしまうと、、、
傷つけられっぱなしの味蕾細胞は再生不能、
感度が鈍くなり、結果「味覚障害」を引き起こすのです。
味覚障害になってしまうと
素材の味が楽しめない
濃い味つけのものしか美味しく感じない
酸味と塩味の区別がつかない
など
味付けの濃いもの、油っぽいものを好む傾向にあり、
「食べること」の楽しみが減るだけでなく
体の不調を引き起こす原因になってしまうのです。
大切なお子さんの味覚を守り、
健康に育てるにはどうすればいいでしょうか?
もうお分かりだと思います。
続く-