田島 恵(たじま めぐみ)
一般社団法人 日本重ね煮協会 代表理事
重ね煮アカデミー代表
直接的には関係ないですが…中学・高校理科教員免許
「台所は家庭の薬箱」
私が重ね煮に出会ったのは、息子のアレルギーに悩んでいた頃でした。
料理が苦手だった私が「切って、重ねて、火にかけるだけ」の重ね煮に救われ、家族の健康と暮らしが大きく変わりました。
油や砂糖を使わなくてもおいしく、手軽に続けられる。
毎日の食卓に重ね煮を取り入れるうちに、息子のアレルギーだけでなく、私自身の生理不順まで改善され、あきらめていた第二子を自然妊娠・出産することができたのです。
「食は体を変える」──それを実感したのが、私の原点です。
子育てを通して出会ったお母さんたちも、同じように悩んでいました。
料理が苦手、時間がない、子どもが野菜を食べない、アレルギーがある…。
家族の健康を守りたいけれど、どうしたらいいかわからない。
そんなお母さんたちの力になりたくて、「重ね煮アカデミー」を始めました。
これまで2900名以上の方と出会い、重ね煮を通して「家庭で健康を守る力」を取り戻すお手伝いをしてきました。
「子どもが丈夫になった」「野菜を食べるようになった」── そんな声をいただくたびに、この知恵の力を感じます。
でも、重ね煮は単なる調理法ではありません。
「食べ方」を通して、「生き方」を整える深い知恵です。
食べることは、生きること。
重ね煮は、家庭の中で自然と調和し、病を予防し、生命を養う“暮らしの哲学”です。
私は今、「食べ方を変えることで、家族の体と人生が変わる」という原点に立ち返り、
家庭に「食で健康を守る力」を取り戻し、
その知恵と力を、社会へとつなげていく活動をしています。
台所から未来をつくる。
家庭の台所を「家庭の薬箱」に。
旬の恵みに感謝し、素材を大切に調理し、気負わず楽しく食卓を整える。
私がかつて助けられたように、今、迷っているお母さんたちを支えたい。 お母さんが笑顔なら、きっと家族も幸せになれるから。
重ね煮アカデミーは、単なる料理教室ではありません。
台所から未来の健康と文化を創る「家庭の歴史の再生」の場です。

さらに詳しい「しあわせの重ね煮ヒストリー」