重ね煮コラム

成長期の子供にジュニアプロテインは必要?

こんにちは。
「台所は家庭の薬箱」
重ね煮アカデミー 田島恵です。

 

筋肉アップ、ダイエット、美容など様々な目的で、年々飲む人が増えているプロテイン。なんと最近では、成長期の子供の栄養サポートを目的として、ジュニアプロテインと呼ばれるものも登場し注目を集めているようです。

 

複数のメーカーからジュニアプロテインが販売され市場は大きくなっているようですが、果たして、成長期の子供に必要なものなのでしょうか?

 

今日はこの疑問に、「私だったら」の観点でお答えしたいと思います。

 

ジュニアプロテインは成長期の子供に必要?

ジュニアプロテインは成長期の子供に必要なもの?ということを考える前に、まずは、プロテインとはどのようなものなのかを見ていきましょう。

 

プロテイン。直訳するとたんぱく質。ですが、市販されているプロテインは、乳製品や大豆由来のたんぱく質を主成分とした栄養補助食品のことを指しています。

 

また、ジュニアプロテインは大人用のものと違いがあり、たんぱく質がやや少ない代わりに、カルシウムやビタミンが多く入っているのが特徴です

 

大人用のプロテインは主に筋肉を大きくすることを目的にしていますが、ジュニアプロテインは成長期の子供の栄養を補助することを目的にしているため、カルシウムやビタミンが多く入っているのですよね。

 

このように聞くと、飲んだほうが良いのかな?と思うかもしれませんが、ジュニアプロテインはあくまでも栄養補助食品食事で必要な栄養を摂ることができていれば飲む必要はありません。また、飲む場合にも、プロテインにはデメリットもあるということに気をつけたいですね。

 

ジュニアプロテインにはどのようなデメリットがあるのでしょうか?

 

ジュニアプロテインのデメリット

ジュニアプロテインのデメリットは2つあります。

①添加物が多く含まれている
②抽出されたたんぱく質の過剰摂取によりアレルギー症状を引き起こす恐れがある

 

一つずつ見ていきますね。

 

①添加物が多く含まれている

プロテインは食品から作られているため副作用がない、と言われ、多くの人が気軽に取り入れていますが、実は添加物がいっぱい!

 

たんぱく質やカルシウムやミネラルといった栄養素と一緒に、多量の添加物も摂取してしまうという点に気をつけたいですね。

 

②抽出されたたんぱく質の過剰摂取により
アレルギー症状を引き起こす恐れがある

キッズプロテインに含まれるたんぱく質は大人用のものよりも少ない、と先ほどお伝えしましたが、それでも大量のたんぱく質が含まれています。

 

そして、プロテインに含まれるたんぱく質は抽出されたもの。この抽出したたんぱく質の過剰摂取により、肝機能や腎機能の低下、下痢、アトピー性皮膚炎、口腔内のかゆみ、腫れなどのアレルギー症状を起こしている人が増えています。

 

植物性のたんぱく質なら安心、とあえて乳製品由来でなく、大豆たんぱくのプロテインを選ぶ人もいますが、大豆も牛乳、小麦、卵に並ぶアレルゲンの一つ。アレルギー症状が出やすいことに変わりはありません

 

どんなに身体に良いと言われる栄養素や成分であっても、適量を超えると害になる部分が出てきます。特に抽出したものには注意が必要です。

 

このようなデメリットがあることを考えると、やはり日々の食事で成長期の子供の身体と心を作っていきたいですね。

 

では、成長期の子供には、どのような食事が良いのでしょうか?

 

答えはとってもシンプルです。

 

身体に馴染むものが
成長期の子供の身体と心を作る

成長期の子供にはたんぱく質が必要?
カルシウム・ビタミンも積極的に摂ったほうがいい?

 

このように栄養素や成分に目を向けるのではなく、私は「身体に馴染むもの」をいただくことを大切にしています。

 

なぜなら、私たちの身体の機能をしっかり働かせてくれる食べ物は、毎日食べても消化吸収排泄がスムーズにできるものだからです。「身体に馴染むもの」が心身の健康を作り、子どもの健やかな成長につながっていくと私は思っています。

 

最後に、「身体に馴染むもの」とは一体どんなものなのか、お伝えしますね。

 

それは、私たち日本人が昔から食べてきた食材や調味料、調理法です。新しいものを何か取り入れようとするのではなく、日々の食事をシンプルに整えていくことを大切にしていきたいですね。

 

身体に馴染むもの

身体に馴染むのは旬の野菜、お米、魚、海藻
伝統的な調味料の塩、味噌、醤油
揚げる、炒めるという油を使った調理法でなく、水を使って煮炊きする調理法 


 

 

いかがでしたか?
ジュニアプロテインのように成分を見ると身体に良いと思えるようなものであっても、私たちの身体に馴染むものでなければ、消化吸収がうまくできずに、残念ながら期待した効果が発揮されないばかりでなく、むしろ不調を招いてしまう恐れもあるのですよね。日々「〇〇に良い」と言われる商品は出てきますが、「身体に馴染むもの」という軸があると、食べる物・食べ方に迷うことがなくなりますよ^^参考になれば幸いです。

 

★是非こちらも合わせてお読みください。脳に良いと言われる「ブレインフード」について書いています。
脳に良いブレインフードは子供に食べさせたほうがいいの?

 

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この記事を書いた人
田島恵 重ね煮料理研究家/重ね煮アカデミー®代表

田島 恵
重ね煮料理研究家 / 重ね煮アカデミー®代表

鎌倉の重ね煮アカデミー®にて、野菜嫌いのお子さんやアレルギーのお子さんをお持ちのママ、料理が苦手なママに心身のバランスを整えるための知恵とレシピをお届けしています。

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