こんにちは。
「台所は家庭の薬箱」
重ね煮アカデミー 田島恵です。
皆さんはどんなふうに調味料を選んでいますか?
毎日使う調味料、せっかくだったら、子供の、家族の健康につながるものを選びたいですよね!
今日は、調味料の中でも最も使う機会の多い「塩」の選び方について、お伝えします。
塩選び、こんなお悩みはありませんか?
巷では、塩の専門店もあるくらい、色々な種類の塩が売られてます。選択肢が増えて嬉しい反面、増えれば増えるほど、何を選ぶべきか悩ましいところ。
天然塩ならなんとなく身体に良いかな?
最近よく見かける岩塩ってどうなんだろう?
海外の塩もよく見かけるようになったけど、日本のものとどっちがいいのかな?
値段もピンキリだけど、やっぱり高い方がいいのかな?
こんな悩み・疑問を持っているママも多いのではないでしょうか?このお悩みを解決する上で、まずは私たちの身体と塩の関係を見ていきたいと思います。
生命維持に欠かせない「塩」
私たちの生命を繋ぐために大切な3要素は水・塩・穀物です。
脱水症状に陥れば数日間で、体内から塩分が奪われれば体温の低下や意識障害など瞬時に生命の危険に脅かされます。熱中症を想像すればお分かりですね。
命を繋ぐためになくてはならない塩。その神秘についても少しご紹介させてください。
私たちの身体の体液の塩分濃度は0.85%。
これは生理食塩水の濃度とほぼ同じ。
また、私たちが「美味しい」と感じる塩分濃度ともほぼ同じです。
そしてなんと、
海水塩に含まれるミネラル比
私たち人間の血清のミネラル比
赤ちゃんが浮かんでいる羊水のミネラル比
全て同じなのです。
ミネラル比とはマグネシウム、カルシウム、鉄など80種類以上の微量元素の比率のこと。
~人間は海から生まれた~
生命の輪廻を感じさせる神秘ですね。
塩がいかに大切かわかったところで、では、どんなふうに選べばいいでしょうか?
海外の塩より日本の塩
毎日の食事に使う塩選びのポイント。一言で言うと、
日本の海からとれたミネラルを含んだ塩を選びましょう!
です。
なぜなら、私たちの身体に馴染むものだからです。重ね煮で大事にしている考え方の一つに「身土不二」というものがあります。住んでいる土地を生かしてつくられたものが私たちの身体には合う、という考え方です。調味料も食物と同じく身体に入れるもの。身体に馴染むものを摂りたいですね。
ちなみに、ほとんどのスーパーで手に入れることのできる○○○の塩は、外国の塩を輸入して再溶解して作ったもの。裏の顔(パッケージの裏側)をよく見てくださいね。
また、岩塩ってミネラルたっぷりで身体に良さそうというメージはありませんか?
実は、長い年月がかかって風化されている間にマグネシウム分が沈んでしまい、ミネラルが少なくなってしまっています。
ヨーロッパの人は岩塩を使用しますが、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルを多く含んだ硬水を飲んだり料理に使う事でミネラル分を上手に補い合っているのです。
ここにも身土不二を感じますね^^
ミネラルが少なくやわらかい日本の軟水にはミネラルを含んだ海水自然塩が相性ぴったり!
海に囲まれた島国、日本。
日本の海から生まれた塩をいい塩梅(あんばい)で使いたいですね^^
いかがでしたか?
子供の、家族の健康を考える上で大事なポイントの一つは「身土不二」。食材選びも調味料選びでも、「身土不二」の考え方をぜひ参考にしてみてくださいね!
★身土不二についてもっと詳しく知りたい!そう思った方は、こちらをご覧ください^^
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