こんにちは。
「台所は家庭の薬箱」
重ね煮アカデミー 田島恵です。
数日前までの梅雨のような天気から一転。
今日の神奈川はとにかく暑い!全国的にも広い範囲で真夏日、これから厳しい残暑となるようです。
急激な気温差で気をつけたいのが熱中症。特に体温調節機能が未熟な子供は注意が必要です。
今日は、子供の熱中症を防ぐために取り入れたい食習慣についてお話します。
子供の熱中症の原因
熱中症とは、夏の暑さによって急激に体温が上昇したことで
・体内の水分や塩分が一気に失われ、体内のミネラルバランスが崩れる
・体温調節機能が働かなくなる
ことによって起こる症状です。
私たちの体温を正常に保つ上で重要な働きをしているのがミネラル。そのバランスが崩れることで体温調節機能が上手く働かなくなり、熱中症になる、というメカニズムです。特に小さい子供はもともと体温調節機能が未熟なため、熱中症にかかりやすく注意が必要です。
ミネラルバランスを保つことが
熱中症対策の鍵
先ほどお伝えしたように、熱中症の原因は塩不足によるミネラルバランスの崩れ。そのため、テレビの情報番組やドラックストアの広告など、あらゆるところで塩の摂取を促す言葉を見聞きしますよね。
ですが、実は塩分を補うだけではミネラルバランスを正常に保つことはできないのです。
なぜなら、汗と一緒に流れ出ているミネラルは塩(ナトリウム)だけではないから。一番多く失われるのは塩分なのですが、カリウム、マグネシウム、鉄など、その他のミネラルも一緒に流れ出てしまっているのです。
また、塩分(ナトリウム)だけを摂取すると、かえってミネラルバランスを崩してしまう恐れもあります。重要なのは、ナトリウム(塩分)とカリウムのバランスを保つことなのです。
そう考えると、最近よく見かける塩あめや塩タブレットなどの塩〇〇は主に塩分を補うことを目的としているので、実はあまり効果がないことがわかりますね。
だったら、スポーツドリンクは?ミネラル補給も一緒にできるんじゃない?
そう思った方もいるかもしれません。
確かに、スポーツドリンクにはミネラルがバランスよく含まれているのですが、日常的に飲むのは危険。スポーツドリンクには大量の糖分が含まれているので、糖分の摂り過ぎにより、かえって不調を招く恐れがあります。
★スポーツドリンクについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
【子供の熱中症対策】スポーツドリンクは毎日飲んでも大丈夫?夏に気をつけたい飲み物の摂り方
塩あめもダメ、スポーツドリンクもダメ・・・。では、どうしたら?
これでミネラルバランスが整う!
今日からできる食習慣
塩分とカリウムを同時に摂ることができ、身体のミネラルバランスを正常に保つことができる食習慣。
それは、朝のお味噌汁です。
味噌には塩分だけでなく、ミネラルが豊富に含まれています。さらに、野菜にはカリウムが豊富に含まれているので、具沢山のお味噌汁なら、尚おすすめです。特に、夏野菜のカリウム含有量はとても多いのですよ^^
私たちは寝ている間にも大量の汗をかいて、塩分を失っています。朝のお味噌汁でしっかりと塩分・カリウムを補い、ミネラルバランスを整えたいですね。そうすることで、熱中症知らず!元気な身体ができますよ^^
★重ね煮味噌汁なら野菜たっぷり具沢山味噌汁が簡単に作れます!夏におすすめのレシピはこちら。
いかがでしたか?
まだまだ続く厳しい残暑。朝の重ね煮味噌汁で家族の健康を守っていきましょう^^
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