こんにちは。
「台所は家庭の薬箱」
重ね煮アカデミー 田島恵です。
夏バテには豚肉!!と、よく言われますよね。
実際、豚肉には夏バテに効果的と言われる栄養素であるビタミンB1が多く含まれています。
ですが、夏バテに効果があるからと言って、毎日ガッツリお肉メニューを食べているとしたら、かえって逆効果!
栄養素だけに注目すると、全体の食事のバランスが崩れます。そこから、夏バテだけでなく、熱中症や夏風邪といった不調に繋がりやすくもなるのです。
今日は、本当の夏バテ対策についてお伝えしますね。
夏バテには豚肉?
豚肉が夏バテに効果的と言われる理由
豚肉に多く含まれる栄養素の一つ、ビタミンB1。ビタミンB1には、
豚肉の食べ過ぎには要注意!
このように夏バテに効果のある豚肉ですが、食べ過ぎには要注意。ビタミンB1を摂るためにと豚肉を食べ過ぎると、かえって不調を招く恐れがあるのです。次の①〜③に当てはまる項目はありませんか?
①なんだか最近疲れが取れず夏バテ気味?意識して積極的に豚肉料理を作っている
②夫も子供もとにかくお肉好き!豚肉なら健康的と思い、豚肉料理をよく作る
③豚肉の調理法は夫や子供の好みに合わせて、とんかつや生姜焼きといったお肉単品メニューが多い
一つでも当てはまる人は食べ過ぎかもしれません。豚肉の食べ過ぎによるデメリットについて、詳しくお伝えしますね。
夏バテ対策にはならない?
豚肉の食べ過ぎによるデメリット
そもそも夏バテの原因は胃腸の疲れからくる食欲不振。なので、夏バテ対策において大事なのは、胃腸を疲れさせない、ということ。実は、豚肉の食べ過ぎは胃腸を疲れさせてしまうのです。理由は、豚肉は消化に負担がかかるから、です。詳しくご説明しますね。
そもそも日本人は欧米人より腸が長く、内臓器官としては肉食向きではありません。
そして、先ほどお伝えしたように、夏バテの原因は胃腸疲れ。胃腸が疲れて消化酵素がしっかり働いていない状態でいくら豚肉を食べても、 胃腸はお肉を消化できる状態にはないのです。 栄養素を摂るどころか、余計に胃腸に負担をかけてしまいかねません。良かれと思って豚肉をたくさん食べても、夏バテ対策にはならず、更なる胃腸の疲れからくる不調を招いてしまうのです。
効果的な豚肉の取り入れ方
ここまで、豚肉の食べ過ぎは胃腸の疲れにつながるので、夏バテ対策には逆効果、とお伝えしてきました。どんなに身体に良いと言われるものも「適量」が大切。摂り過ぎは毒になる、ということなのです。
豚肉などのお肉料理は、毎日必ず食べなければならないものではありません。
胃腸を疲れさせないように、食べる頻度と食べ方を気をつけたいですね!
ポイントを3つお伝えします。
1.豚肉は毎日食べなくてOK
先ほどお伝えした通り、もともと日本人の胃腸は肉食向きではありません。魚料理をうまく取り入れ、毎日必ず一品はお肉料理!といった習慣づけをしないよう気を付けましょう。
2.豚肉単品食べをせず、重ね煮で調理する
重ね煮調理なら、砂糖・油を使わず、お肉と一緒に野菜をたくさん摂れるので、胃腸に負担をかけずにお肉料理を楽しめますよ!おすすめは肉じゃがや八宝菜。肉好きの夫や子供も大満足!と、どちらも重ね煮アカデミーの生徒さんから人気のメニューです^^
★重ね煮八宝菜のレシピはこちら
夏バテ解消に!油も中華だしも使わず美味しい重ね煮八宝菜のレシピをご紹介
3.豚肉単品食べをするなら野菜もたっぷり摂る
とはいえ、時にはとんかつや生姜焼きといったお肉単品メニューも食べたくなりますよね!食事は楽しむものなので、もちろん時々楽しむ分にはOKです^^
ただし、一つだけ気を付けていただききたいことがあります。それは、お肉単品メニューの時はお肉の3倍の量の野菜を摂るということ。お肉の3倍は多すぎる、と思うかもしれませんが、重ね煮味噌汁や和え物にするとあっという間ですよ^^
★夏におすすめ!重ね煮味噌汁のレシピはこちら
【熱中症にならない身体をつくる】朝の重ね煮味噌汁とは?
いかがでしたか?
どんなに身体に良いと言われるものでも、摂り過ぎると毒になります。夏バテだから豚肉料理を食べよう!と考えるのではなく、胃腸が疲れない食べ方を意識した上で、お肉料理を楽しみたいですね^^
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