こんにちは。
「台所は家庭の薬箱」
重ね煮アカデミー 田島恵です。
夏バテは梅パワーで撃退!
ということで、昨日まで3回にわたり、梅干しと醤油を混ぜ合わせて作った「梅醤エキス」についてお伝えしてきました。
★詳しい内容はこちらをご覧ください。
梅パワーで熱中症を予防!自宅でできるおいしい手当て法
梅パワーで熱中症を予防!自宅でできるおいしい手当て法(その2)
梅パワーで熱中症を予防!自宅でできるおいしい手当て法(その3)
実は、梅から出来ている万能エキスが他にもあるのです。それが、今日ご紹介する「梅酢」。
梅干し同様に塩とクエン酸を含む梅酢は、塩分補給と疲労回復が同時に叶う優れもの。夏バテ予防にもうってつけです。
上手に活用すれば、家族全員夏バテ知らず!
ぜひ参考にしてみてくださいね^^
梅酢とは
梅酢とは、梅干し作りの過程で、梅を塩漬けにした際に上がってくる液のこと。酸味と塩味が程よくあり、手当てだけでなく料理にも大活躍します。たいていの自然食品店に置いていますよ。赤梅酢と白梅酢がありますが、使い方は同じなので、好みで選べば大丈夫です。また、自宅で梅干しを漬けている方から分けていただくものいいですね。
梅酢をおすすめする理由
梅干しパワーで、手当てだけでなく調味料としても大活躍する「梅酢」。夏バテ予防にも効果的です。ですが、梅酢をおすすめする理由はそれだけではありません。
実は、梅の生産農家は梅酢の廃棄に困っ ているのです。
梅酢には高濃度の塩や有機酸が含まれているため浄化処理ができず、河川へ流すことが出来ません。生産農家はできた梅酢のほとんどを有償で廃棄依頼しているという現状です。
勿体ない!分けてもらいたい。
と思いますが、沢山の方に梅酢の使い方を知っていただくことで、この現状が少し良くなれば嬉しいです。季節の梅仕事は日本ならではのもの。副産物までも大切に使えるといいですね。
それでは、梅酢の効果と活用法をご紹介します!
夏バテ予防にも効果的!驚くべき梅酢のパワーと活用法
1)色止め作用
さつまいもやりんごの変色防止に役立ちます。
- さつまいもを蒸し煮する時に、水に数滴入れて煮ると、色よく仕上がりますよ。梅酢本来の酸味と塩味が甘みも引き出してくれます。
- 梅酢を入れた水にりんごをくぐらせると変色しません。
2)漂白作用
- ごぼうやれんこんなどの根菜類が多い煮ものの場合、水に数滴入れて煮ると、黒っぽくなりません。また、根菜類の土臭い香りもやわらげてくれる効果が
あります。根菜が少し古くなってしまった、という時におススメです。
3)殺菌作用
- ごはんを炊く時にごはんが傷みにくくなります。
- おにぎりの手水に梅酢を混ぜた水に手をくぐらせて、おにぎりを結ぶと、さらに安心ですね。
4)消炎作用
- うがい薬
4~5倍にうすめて、1日数回うがいしてください。飲むと夏バテや熱中症予防にもなります。
5)酸味と塩味のおいしさ
程よい酸味と塩味が美味しい梅酢。調味料として、料理にも活用できますよ。
- 漬物
きゅうりやだいこんを薄切りにして梅酢につける漬物はおススメです。私はきゅうりの梅酢漬けと生姜の千切りを合わせるのがお気に入りです。 - 酢飯(寿司酢の代わりに)
- マリネ、、ピクルス液に
塩代わりに使うと、まろやかな味になります。 - 料理のかくし味
いかがですか?梅酢にはこんなにもたくさんの効果と活用法があるのですね。
夏こそ梅酢!
日本ならではの調味料、活用してみてくださいね^^
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