こんにちは。
「台所は家庭の薬箱」
重ね煮アカデミー 田島恵です。
今日は重ね煮について、よくあるご質問にお答えしたいと思います。
テーマは「マクロビオティックと重ね煮の違い」です。
マクロビと重ね煮、何だか似ているようだけど、どう違うの?
気になっていたママはぜひ読んでみてくださいね!
※重ね煮には無水の重ね煮と水を使う重ね煮がありますが、ここでは、重ね煮アカデミーでお伝えしている「水を使う重ね煮」についてお話しします。無水の重ね煮と水を使う重ね煮の違いについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
マクロビオティックと重ね煮の違い
マクロビオティックと重ね煮の違いは大きく分けて4つあります。
マクロビオティックと重ね煮の違い
1.陰陽調和の考え方
2.油の使い方
3.動物性たんぱく質の考え方
4.ごはんの食べ方
一つずつ見ていきますね。
今日は、「1.陰陽調和の考え方」について。
マクロビオティックと重ね煮、「陰陽調和を大切にする」という一番の軸は同じですが、方法に違いがあります。まずは、マクロビオティックにおける方法を見ていきたいと思います。
マクロビオティックにおける陰陽調和の方法
陰性が強いもの、陽性が強いものを食べるのはよしとしません。
それは、砂糖(陰性)や肉、魚(陽性)に限らず野菜に関しても同じです。
例えば、
じゃがいも、ナス、トマトは陰性が強いので食べない方がよい、と言われています。
どちらかといえば
日本人は陰性気味
陰性のものを食べることを避け、
中庸から陽性を目指そうという考え方です。
マクロビオティックは第一人者の桜沢如一さんが、食事療法で自身の結核を治癒されたことから誕生したものであり、結核は陰性の疾病なので、「陰性でなく陽性へ」という考え方が定着したようです。
そして、マクロビオティック料理といえば、玄米とごま塩、きんぴらが定番ですね。
このように、陰性が強いもの、陽性が強いものはそもそも食べないようにするのがマクロビオティック。一方、重ね煮はどうでしょうか?
重ね煮における陰陽調和の方法
陰性の食材から陽性の食材までを鍋に重ねて、一つの鍋の中で陰陽調和をはかることで中庸にするのが、水を使う重ね煮の特徴です。
人間も大自然のサイクルの中の一つの生命
旬の食材は余すことなく取り入れて、鍋の中で調和させることで中庸にしていただく、という考え方です。
ナス、じゃがいも、トマトも陽性の根菜類と共に鍋で煮ることで調和させていただきます。
重ね煮をしている鍋の中は「小宇宙」。
らせん対流により、お互いのエネルギーがぶつかり合い、陰陽が調和するのです。
また、「旬のものを食す」という考え方から、暑い夏にはトマト、きゅうりなどの生野菜も体を冷やしてくれる助けとなるのでいただきます。
いかがでしたか?
マクロビオティックと重ね煮の4つの違いのうち、陰陽調和の考え方についてお伝えしました。陰性・陽性がそれぞれ強いものも調和していただく、旬のものをいただくことを大切にするのが重ね煮の特徴です。参考になれば嬉しいです。
次回は油の使い方について、違いをお伝えしますね!
重ね煮レターレシピ(無料メール講座)では、365日毎日、重ね煮のレシピと知恵をお届けしています。
重ね煮で手に入る家族の健康。ぜひ家族の食卓に取り入れてみてください^^