こんにちは。
「台所は家庭の薬箱」
重ね煮アカデミー 田島恵です。
今日も朝から暑いですね・・・!
そんな暑い中でも旬を迎えた夏野菜は元気いっぱい。我が家の食卓にも毎日夏野菜が彩りを添えてくれています^^
今日は夏野菜の定番であるピーマンを使った、きんぴらのレシピをご紹介します。このピーマンのきんぴらは「野菜嫌いの子供でもパクパク食べる!」と、重ね煮アカデミーの生徒さんの間でも大人気のメニューです。
我が家の息子たちも、このきんぴらのおかげかピーマンが大好き!夏の定番メニューの一つでお弁当にも入っていますよ^^
ぜひ作ってみてくださいね!
ピーマンは子供が嫌いな野菜ランキング上位の常連・・・
ピーマンというと、子供が嫌いな野菜というイメージがありませんか?
こんなアンケート結果を見つけました。
なんと、ピーマンは3年連続で子供が嫌いな野菜の第一位!
【子供が嫌いな野菜ランキング】
2019年
第一位:ピーマン、第二位:なす、第三位:しいたけ
2018年
第一位:ピーマン、第二位:なす、第三位:しいたけ
2017年
第一位:ピーマン、第二位:なす、第三位:ねぎ
※カゴメ株式会社「カゴメ野菜定点調査」より
調査によると、ピーマンの独特の青臭さや苦味が苦手、というお子さんが多いようです。
野菜嫌いでも食べられるピーマンのきんぴらの美味しさの秘密
子供の野菜嫌い、そもそもなんで起こるかを知っていますか?
子供の味覚は繊細なため、実は本能で避けている場合があります。例えば、ピーマンの苦味は毒と認識します。その他、ナスやトマトなどの酸味は腐敗の味として認識します。素材の際立った苦味や酸味、香りは身体を守るために本能的に避けるのです。
離乳食期には「単品食べ」を推奨されるケースもありますが、本能的な理由を考えると、繊細な子供の味覚に「単品食べ」をさせるのはどうでしょうか?野菜のクセが突出されてしまうので、「野菜嫌い」を招いてしまう心配がありますね。
では、どうしたら?
重ね煮で調理することをおすすめします^^
重ね煮では陰陽の野菜を重ねることで、野菜それぞれのクセがなくなり、まるくふくよかな味わいに仕上がります。
今回ご紹介するピーマンのきんぴらは、ピーマンと一緒に、しょうが、ごぼう、ちりめんじゃこを重ねて作ります。ピーマン単品では突出してしまう苦味や青臭さといった強いクセも、他の食材と「調和」することで和らぎ、まるくふくよかな味になるのです。だから、野菜嫌いのお子さんでも食べられるのですよね^^
★子供の野菜嫌いについて、こちらも合わせてお読みください。
子供の「野菜嫌い」が直る2つの方法
重ね煮で作るピーマンのきんぴらレシピ
それでは、レシピをご紹介しますね!
【材料と重ね方(5人分)】
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ちりめんじゃこ 大さじ2
ごぼう 30g ささがき
ピーマン(赤、緑)200g 千切り
ショウガ 10g 千切り
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水 1/4カップ
しょうゆ 大さじ2
みりん 大さじ2
ゴマ油 大さじ1
【作り方】
1.図のように材料を重ね、分量の水を加えて、フタをして中火にかける。
2.色よく煮えたら、調味料を加えて混ぜ、水気を飛ばす。
3.水気がなくなるまで炒り上げ、ゴマ油を回しかける。
【今日のポイント】
☆ちりめんじゃこの代わりに油揚げでも美味しくできますよ。
☆きんぴらを美味しく作るコツは水気を残さないこと。火を弱めないこと。さっと色よく火を通して、火が通ればフタを取って炒りあげてくださいね。
☆緑、赤、黄色のピーマンを使うと、とてもカラフルです。
いかがでしたか?
調和のチカラで子供が苦手なピーマンも、まるくふくよかな味に仕上がります。とっても簡単なので、ぜひ試してみてくださいね!
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