ハレの日の記念写真、
ハレの日のランチメニュー、
「ハレ」はよく耳にする、
目にする言葉。
語源は「晴れ」から来ています。
では、ハレの反対は?
ハレ(晴れ、霽れ)は
儀礼や祭、年中行事などの「非日常」
ケ(褻)は
普段の生活である「日常」を表している。
(wikipedeiaより)
食事で言うと、
お節料理、赤飯、鯛のお頭や天ぷら
などに代表されるのが
「ハレの日」の特別な食事、
それ以外の日常は
質素で簡単な「ケの日」の食事。
昔の日本では、
ハレの日とケの日の境界は
とてもハッキリしていました。
例えば、
ハレの日は大抵
1か月に1~2回あり、
晴れ着を身に着け、
ご馳走を食べ、
お酒を飲んで歌ったりして
楽しんだ日です。
分かりやすいところでは
1月 お正月や小正月
2月 節分
3月 桃の節句というように。
ハレの日を存分に楽しんだら
次の日はさっと日常のケの食に戻す。
というように、
メリハリをしっかりつけることで
心身の健康を保っていたのですね。
そして圧倒的に
ハレの日よりも
ケの日が多いです。
色々な食べ物が手に入る現代は
ハレとケの境界があいまい
ややもすればハレの日続き
という方が多いのでは、
と想います。
「ハレの日の食事は作れるけれど、
ケの食事って何を作ればいいの?」
というママも多いと感じます。
ケの日があるから、
ハレの日が輝くのです。
毎日がハレの日だと
ハレの喜びが薄れるし、
毎日がケの日だと味気ない。
ケの日を大切にすると
食べ過ぎを防ぎ、
胃腸を丈夫にしてくれ
心身のバランスを整えてくれます。
私もかつては、
「毎日食べなければ気が済まない」
といういうくらい
チョコレート、菓子パンが大好き、
でした。
甘い物、油っこい物、添加物には
依存性があるので
ついつい食べ続けてしまうし
食べ過ぎてしまうのです。
毎日食べていると、
やめられなくなってしまいますが
ある期間食べないでいると、
だんだん「食べたくて仕方がない」
という気持ちが落ち着いてきます。
甘い物を久しぶりに食べると
甘すぎる!と感じるようにもなります。
舌の感度が上がるのですね。
私は今もパンは好きです。
が、毎日は食べませんし、
「食べたくて仕方がない」とも思いません。
が、美味しいパンを食べた時は
幸せな気持ち♡になります。
やっつけのような食べ方をせず
本当に美味しいと思えるパンを
週末だけ、
手に入った時だけ
思う存分楽しんでいただくようにしています。
ケを大切にすることで、子育ても楽になります。
毎日お肉でなく、
日常はケの食事
ハレの日は唐揚げやハンバーグというようにすると、
お子さんの喜びも倍増するはず。
ハレとケを意識して
メリハリをつけることは
食べることを思う存分
楽しむことにもつながり、
人生も豊かになると思います。
そして健康にもつながります。
先人には教えてもらうことが
沢山ありますね。
ハレとケを意識した食事を
試してみてくださいね。