「生野菜が先」という食べ方が
広まっているようです。
その背景にあるのはダイエット目的。
・生野菜はよく噛まなければ食べられない。
・噛むことで満腹感が得られるので、食べすぎを防いでくれる。
という理由が大きいようです。
ダイエットを目的にされている方には
いいのかもしれませんが
そうでない方にはどうなのでしょう?
疲れている時
体調を崩している時
肌寒いと感じる時
生野菜を一番に食べられますか?
大切なのは身体の声。
身体の声を無視して、
頭で考えて食べるとどこかに負担がかかります。
生野菜は、胃腸が弱っている時には消化しづらく
胃に負担をかけ、身体を冷やします。
そんな時は、生野菜を食べること自体を
控えていただきたいですね。
合う人には合う
合わない人にはリスクがある
という、決して万人向きの食べ方ではない
と思います。
心身のバランスを整えることを
大切に考えている「重ね煮アカデミー」で
お伝えしている食べ方は、
はじめに味噌汁やスープなどの汁物を一口。
汁物を口にしてから、ごはん、おかず、汁物を万遍なく食べる。
具だくさんの汁物は
陰陽調和の取れた中庸のもの。
喉を潤してくれるだけでなく
カリウムを豊富に含む野菜と塩分の組み合わせが、
胃腸に負担をかけずに
体内でスムーズに消化吸収され
身体のバランスを整えてくれます。
食べることは命をつなぐこと。
ベースとなる考え方は
年齢を問わずに同じ軸の上にあるものだと考えます。
若い人だけでなく高齢者にも味噌汁離れが進んでいるようです。
大豆のたんぱく質、野菜、海藻、塩分をバランス良く含み、
滋養あふれる味噌汁は、ごはんと共に
食卓に置いていただきたいですね。