スポドリは
そんなに万能選手なのでしょうか?
では
飲み過ぎによる心配について
お話していきたいと思います。
過去記事はこちら↓
《スポーツドリンクの過剰摂取による心配》
1・糖分の過多による不調
2.水毒
今日は1つめ。
糖分過多による不調
口にした方はご存知だと思いますが、
スポーツドリンクは甘い!です。
およその平均で100mlにつき6gの糖分。
ペットボトル1本で30g。
沢山水分を摂らなければ、と
2Lの水分をスポーツドリンクで摂取すると
なんと120g!
ものすごい量ですね。
具体的にいえば
スティックシュガー1本分に
砂糖が約6g入っているので、
500mlのペットボトルには
5本分のスティックシュガー
が溶けていることになりますね。
糖分の過剰摂取は
血糖値の急激な上昇下降を
引き起こすことにつながり、
血管壁を傷つけたり、
血糖値が急激に下がった時に
低血糖を引き起こしたりする
心配があります。
また、
肥満、糖尿病の原因になることは
ご存じですよね。
原点を見てみると
スポーツドリンクの発祥は1970年代のアメリカ。
プロスポーツ選手の糖分、塩分補給の目的のために
作られました。
その後1980年代に日本へやって来て
ポ〇リス〇〇トで大人気となり
現在に至っていますが、
そもそもの目的は
短時間で体力を消耗して
発汗量がものすごい
プロのスポーツ選手のための飲み物
であって
「日常的な飲み物ではない」
ということです。
「熱中症対策」には
喉が渇いたと感じる前の
こまめな水分補給が効果的なのですが、
水分=スポーツドリンク
と置き換わり
熱中症対策には水分補給でなく
スポーツドリンク必須と
すり替わっているところに
糖分過剰摂取の危惧を感じます。
暑いから、と
日常的に水代わりに
スポーツドリンクを飲むことは
熱中症対策にはならず
かえって
糖分、ナトリウム分の過剰摂取による害の方が
大きい可能性があることを知っていただきたいと思います。
小さいお子さんの場合は
特に注意が必要です。
続く