こんにちは。
「台所は家庭の薬箱」
重ね煮アカデミー 田島恵です。
「 菌活」の言葉をよく耳にする
発酵食品ブームです。
中でも
腸内環境への影響が大きい乳酸菌、
世界レベルで見ても
日本人の腸は最も乳酸菌が多い
だから日本人は長寿だと
言われています。
今日はメルマガ読者の
M.Kさんからいただいた質問に
お答えしますね。
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お味噌汁を作るのに、
重ね煮では味噌も入れて煮ますよね?
ある作り方では、
菌は熱に弱く60°で死滅するので、
火を止めてから入れるとありました。
どうでしょうか?
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「生きたまま腸へ」
と謳った乳酸菌ドリンクもあるため、
乳酸菌は生きたまま腸へ
運ばなければならない
と思ってしまいますよね?
ご質問に対して
私から2点お答えします。
1、乳酸菌は熱に弱い
乳酸菌は熱に弱いため、
60℃程度で死んでしまいます。
ということは、
お味噌汁を温めた時点で
乳酸菌は死んでしまっています。
ですから、
煮立たせた場合も
火を止めてから
味噌を加えた場合にも
乳酸菌の死活という視点から
見ると同じということになります。
2、乳酸菌の本当の働き
味噌の場合には、
大豆の発酵過程で
乳酸菌が生まれて増えていきます。
乳酸菌やその他の菌が合わさり
味噌の酸味や香り、旨みを
生み出してくれているのです。
いかがでしょうか?
私たちの腸内に常に
乳酸菌は住んでいます。
その乳酸菌を増やすために
生きたまま乳酸菌を摂ることが
大切なのではなく
腸内にいる乳酸菌を
元気に過ごせるように
環境を整えることが大切です。
乳酸菌が好きなエサは
オリゴ糖と食物繊維。
オリゴ糖は
玉ねぎやごぼうに
豊富に含まれています。
食物繊維は
皮ごと使えば
野菜にしっかり含まれています。
重ね煮のお味噌汁は
まさに全て含んでいますね。
おいしくいただいて
腸も元気になる!
すごいことだと思いませんか?
安心して食べてくださいね。
参考になれば幸いです。