こんにちは。
「台所は家庭の薬箱」
重ね煮アカデミー 田島恵です。
毎日の食卓、お弁当の定番野菜の一つ、ブロッコリー。アレンジのしやすさもさることながら、単品で美味しくいただけるのも魅力の一つ。
皆さんはどのように調理していますか?
今日は、ブロッコリーの栄養を逃さず、たった数十秒で美味しく調理する方法をお伝えします。
ブロッコリーをたっぷりのお湯で
茹でていませんか?
今では一年を通してスーパーに並び、年中楽しむことができるブロッコリーですが、実は美味しい旬は秋から春先にかけての寒い時期。これからどんどん美味しくなっていくのです^^
シチューに入れたり、サラダに使ったり、アレンジも自在のブロッコリーですが、一番の定番はそのまま単品で食べる、ではないかと思います。
その際、皆さんはどのように調理されていますか?
たっぷりのお湯で茹でていますか?
栄養が逃げ出さないようにと、電子レンジで加熱していますか?
私の一番のおすすめは、茹でるでもなく、電子レンジでもなく、断然、蒸し煮です。
以前、蒸し煮がブームになったこともあるので、ご存知の方も多いかもしれません。タジン鍋、無水鍋といった鍋も話題になりましたよね。ですが、重ね煮アカデミーでお伝えしている蒸し煮は、特別な鍋は必要ありません。むしろ、安い薄手の鍋の方が上手に美味しくできるのです^^
蒸し煮はなんで美味しいの?
具体的にはどうやって調理するの?
順番にお伝えしていきますね^^
蒸し煮のブロッコリーが美味しい理由
先ほど、①茹でるより、電子レンジより、蒸し煮が美味しい、②特別な鍋より、安い薄手の鍋の方が上手に美味しく仕上がる、2つのことを話しました。順番に理由を見ていきましょう。
①茹でるより、電子レンジより、蒸し煮が美味しい理由
栄養価が高いことで有名なブロッコリー。特に多く含まれるのがビタミンCですが、ビタミンCは水溶性。たっぷりのお湯で茹でてしまうと、その半分が水に溶け出してしまいます。また、その他のビタミン類やカリウムなどのミネラルも同様に、茹でることで約半分になってしまいます。そして、同時に旨味も水に溶け出してしまうのですよね。茹ですぎて食感が落ちてしまう、という可能性もありますね。
栄養を逃さず摂ろう!ということで、電子レンジで加熱する、という方法をよく聞きます。たしかに栄養素を逃さず調理することができるのですが、一方で、加熱ムラができやすい、青臭さが若干残る、というデメリットがあります。
蒸し煮なら、少量の水でさっと短時間で仕上げるので、栄養素が水に溶け出すことはなく、素材の旨味・甘みがぎゅっと閉じ込められるので、とっても美味しくできますよ^^
②特別な鍋より、安い薄手の鍋の方が上手に美味しく仕上がる理由
ブロッコリーの蒸し煮の美味しさの秘密は、野菜の香り・食感を残して、色鮮やかに仕上げること。
なので、急速に温度を上げることができて、急速に冷ますことができる、熱伝導のよい鍋で作ることがポイント。これを叶えてくれるのが、安い薄手の鍋なのです。私は写真にあるような、アルミの鍋を愛用しています^^
タジン鍋や無水鍋はじっくり火を通すことを得意としているので、色も少々悪く、少し柔らかい仕上がりになってしまうのです。
薄手の鍋でさっと蒸し煮する、これがブロッコリーを美味しく食べるためのポイントです。それでは、具体的な調理方法(レシピ)をご紹介しますね!
ブロッコリーの蒸し煮レシピ
<材料>
ブロッコリー 適量
水、塩
<作り方>
1.薄手の鍋に水大さじ3、塩小さじ半分を入れて火にかける。
2.お湯が沸いたらブロッコリーを入れて、全体に塩水がいきわたるようにざっと混ぜてフタをする。
3.湯気が出て数秒したらフタを取り、全体を混ぜながら水気を飛ばして出来上がり。
<ポイント>
☆蒸し煮後の状態は、鍋の中にはほとんど水が残っていないのが理想です。
☆ほんのり塩味が効いた美味しいブロッコリーが出来上がります。
☆ブロッコリーだけでなく、カリフラワーやアスパラガスでも同じように蒸し煮してみてくださいね。
いかがでしたか?
「いつもの茹でたブロッコリーよりも美味しいと言われた」「子供がもっと食べたいと言った」のお声をいただくことが多いブロッコリーの蒸し煮。所要時間わずか数十秒!とっても簡単に作れるので、ぜひ試してみてくださいね^^
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