こんにちは。
「台所は家庭の薬箱」
重ね煮アカデミー 田島恵です。
すっかり秋めいてきましたね。「味覚の秋」到来です^^
魚、きのこ、野菜、果物・・・さまざまな食材が旬を迎え美味しくなる秋ですが、食べ過ぎることでアレルギーにつながる食べ物もあります。
食べ過ぎに気をつけたいものとは何でしょうか?理由と対策とともにお伝えします。
味覚の秋!
食べ過ぎに気をつけたいものとは?
味覚の秋と言えば、なし、ぶどう、柿、りんごなどの果物を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
実はこの果物が、今回お伝えする、味覚の秋に食べ過ぎに気をつけたいものです。
なぜなら、果物アレルギーを発症する人が年々増えているから。
では、なぜ果物アレルギーは年々増加傾向にあるのでしょうか?
果物アレルギーが増えている理由
果物アレルギーが増えている理由を考える前に、まずは果物アレルギーが引き起こされる原因について考えてみたいと思います。
果物アレルギーが引き起こされる原因
アレルギーは免疫反応。つまり、腸の環境と大きな繋がりがあります。
果物に対してアレルギー反応が起きるのは個人差はあるものの、これまで食べてきた果物の量が消化能力を上回ってしまったせいです。
そして、日本の果物は糖度表示が当たり前、というくらい昔に比べて甘くなっています。果物に多く含まれる果糖は、体内で消化分解しきれないと腸内で発酵し、腸内環境に悪い影響を与えてしまいます。
その結果、果物アレルギーだけでなく、花粉症や便秘、下痢、風邪を引きやすいなど、腸が司る免疫機能の低下を引き起こします。
果物アレルギーが増えている理由
果物アレルギーが増えている理由の一つは、先ほど書いたように、日本の果物が昔に比べてかなり甘くなったこと。昔の人と同じ量の果物を食べたとしても、甘くなった(糖分が増えた)分だけ、消化に負担がかかり、腸内環境の悪化、免疫機能の低下につながり、アレルギーを引き起こしやすくなります。
そして、もう一つは、ここ数年、酵素、コールドプレスジュースやスムージーが流行ったことで急激に果物消費が増えたこと。体の消費能力を超えて果物を摂るとアレルギーが引き起こされるので、消費量が増えるほど、果物アレルギーを発症する可能性も高くなります。
では、アレルギーの原因になるからと言って、果物を食べてはいけないかというと、もちろんそんなことはありません。
食べ方を変えて楽しむことをおすすめします。
アレルギーを防ぐ果物の食べ方とは?
果物のアレルゲンは熱に弱いため、生で食べるよりも、火を通すことをおすすめします。特に胃腸が未成熟な小さいお子さんには、煮りんごやコンポートというように加熱したものを食べさせるのが安心です。
★秋の味覚、りんごとさつまいもを使ったおすすめデザートをご紹介します!火を通すことで胃腸に優しいのはもちろん、整腸作用もあるので、お腹が痛い時のお手当としても使えますよ^^
おなかが痛いとき、おやつ、お弁当にもお役立ち重ね煮レシピ《さつまいもとりんごの葛あん煮》
また、せっかくの旬のものだからそのまま生で食べたい!という場合には、少量を楽しんでいただくように心かげましょう。
どんなに身体に良いと言われるものも「適量」が大切。摂り過ぎは毒になる。
果物にも言えることです。ビタミンCが多いから、酵素が多いから、といった理由で摂りすぎると、腸内環境の悪化、免疫機能の低下につながり、アレルギーの原因にもなってしまうのです。
いかがでしたか?
秋の味覚・果物。食べていけないのではなく、食べ方に気をつけることがポイントです。適量を意識して、旬の味覚を楽しみましょう^^
重ね煮レターレシピ(無料メール講座)では、365日毎日、重ね煮のレシピと知恵をお届けしています。
重ね煮で手に入る家族の健康。ぜひ家族の食卓に取り入れてみてください^^