こんにちは。
「台所は家庭の薬箱」
重ね煮アカデミー 田島恵です。
3歳と1歳の
2人のお子さんのママから
質問が届きました。
お子さんの
重度の便秘と喘息の症状を
心配しています。
ご紹介しますね。
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毎日この本を見ない日はありません。
もうボロボロです。
子どもの便秘のために
冷たいバニラアイス
冷たいジュース
冷たいヨーグルト
たくさんたくさん
食べさせてきました。
でもまったく治らなくて、、、
(中略)
簡単なのにすぐできて
おいしい。
レシピ本では
卵があまりでてきませんが
身体によくないのでしょうか?
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ボロボロになるまで
愛用してくださっているなんて
嬉しい限りです。
台所の友になっていますね^^
お子さんのひどかった便秘も
少しずつ良くなっている様子を
教えてもらいました。
良かった!
ご質問の卵について
卵には
その生物の生命が
全て詰まっています。
だから完全栄養食と
言われるのですね。
卵には栄養があるから
食べた方が良い、
という考え方は
間違いではありません。
けれども
誰にとって良いものか
という点で気をつけたいですね。
卵は牛乳、小麦と並んで
3大アレルゲンです。
アレルゲンとは
私たち日本人の身体にとって
馴染みが薄いもの、
つまり
食べてきた歴史が浅いから
身体が驚いて
アレルギー反応を起こすのです。
我が家の場合は
卵アレルギーではありませんでしたが
長男がアトピーと小児喘息の
アレルギーを持っていたため
息子が小学生になるまでは
卵料理をしませんでした。
アレルギー体質の子どもは
胃腸が丈夫でないため
たんぱく質を摂りすぎると
消化吸収し切れずに
肌に出たり
咳や鼻水として
出したりするためです。
けれども、胃腸が整い
丈夫になってくれば
食べられるようになり、
消化できるようになります。
気をつけたいのは
適量ということ。
完全栄養食だから食べる
というよりも
おいしいから食べる
というように
食の中心とするものでなく
牛乳やパンと同じように
楽しみの食として捉えています。
食の中心にしたいのは
お米、季節の野菜、海藻や魚。
卵をいただく時は
質の良いものを適量、
しかも
体調が良い時にしたいですね。
いかがでしたか?
食べてはいけないものはなく
大切にしたいのは
毎日の食の中心とするもの。
食の中心にするものは
昔から日本人が食べ親しんでいる
食材、調味料、調理法。
つまり
米、季節の野菜、海藻、魚の食材
味噌、醤油、塩などの伝統調味料
油で炒めたり揚げたりするのでなく
水で煮炊きしていただく調理法です。
これが結局は
コロナ渦でも不安なく過ごせる知恵
でもあるのです。
参考になれば嬉しいです。