「ニワトリ症候群」
耳にしたことがありますか?
次男が持ち帰った学校からの手紙で知りました。
子供の食生活習慣の乱れを表す言葉だそうです。
かつては「コショク」とも言いましたね。
個・固・孤・欠・粉・個=コココケッココ
というニワトリの鳴き声の例えだそうです。
1.個=個食
ひとりひとりが違うものを食べている状態。
外食スタイルですね。
2.固=固食
固定して同じものばかり食べている。
肉ばかり、ポテトばかり、
女の子の場合は甘い物ばかりということが
多いようです。
3.孤=孤食
一人で食べている。
4.欠=欠食
食事を摂らない。
朝食を食べない、夕食を食べない。
5.粉=粉食
粉ものばかりを食べる。
パン、うどんに限らず、パスタ、ピザなど
餃子や肉まんも同じくですね。
6.個=個食
1とは違って、
トマトばかり、
サラダばかり食べるというように
「単品食べ」という意味だそうです。
ニワトリ症候群の子どもは、
健康状態がよくない、
情緒不安定、
成績が伸びないなど
の問題を抱えていると言われますが、
目に見える問題よりも何より
私は食べている時の気持ち
がとても気になります。
「美味しい」と感じられているかな?
「食べることが楽しい」
と感じられているかな?
食べることは生きること。
「食べることは楽しい!幸せ!」が
「生きているって素晴らしい」
につながっていくと思うのです。
ニワトリ症候群の子どもを
作り出しているのはママ。
ママはすることが沢山あって
大変なのは分かる。
だけど、
料理が苦手なママにも
忙しくてなかなか作れないママにも
真っ先に取り組んでいただきたいし、
共に食卓を囲んで
同じものを食べること。
大げさなところ、
同じものを一緒に食べるのであれば
それがカップ麺であっても、
買ってきた惣菜であっても
いいと思うのです。
何を食べるかよりも
誰と食べるか、
どういう気持ちで食べるか
の方が何十倍、何百倍も大切だと思っています。
栄養バランスが取れたバッチリの食卓に
ぽつんと一人で子供が座って食べている、、、
そちらの風景の方がさびしいですよね?
カップ麺も一緒に食べているうちに
「飽きてきたね。
何が食べたい?」
というように
食べることに向き合うように
なっていくと思います。
食卓は家族団らんの場。
同じものを食べることで、
心が温かくなり、
つながりも出来ていくもの。
将来生活習慣病になるリスクが、
とか、
栄養バランスがどう
とかいう前に
「一緒に食べることって楽しい、美味しい!」
「食べると元気が出てくる」
と感じてもらいたい。
一番大切にした根っこの部分だと思います。
栄養バランス云々はその先の問題。
その上で
アレルギーのお子さんも
離乳食の赤ちゃんも
授乳中のママも
皆で同じものを食べられる
一つ鍋の中で
旬の食材を調和させて食べる
あまり手をかけないのに
素材の味が感じられて
時短の重ね煮健康料理を
もっともっと
沢山のママにお届けしたい
と強く思った日でした。