こんにちは。
「台所は家庭の薬箱」
重ね煮アカデミー 田島恵です。
重ね煮で使う「鍋」について、3回にわたってお話しています。
今日は3回目、最終回です。
具体的にどんな鍋を伝えばいいの?という疑問にお答えしますね^^
前回までの内容はこちらをご覧ください。
重ね煮の鍋の話①
重ね煮の鍋の話②
前回のおさらい
素材に合わせて鍋を選び、調理しましょう!
以前、出張講座で「野菜の蒸し煮調理」をお伝えした際に、生徒さんが色の鮮やかさ、食感、甘みに驚かれて言われました。
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私も野菜の蒸し煮を
ずっと何年もしているけれど、
こんなに色がきれいにならないし、
歯ごたえがなく、
やわらかくなり過ぎてしまう。
無水鍋を使っているので、
水を入れないで作るんです。
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どうして水を入れないのでしょう?
どのようにしていただきたいのでしょう?
昨日お伝えしたココです!
無水鍋を持っているから無水調理をする、ではないのです。
鍋に合わせ調理するのでなく、
素材に合わせて
鍋を選び、調理をすること。
コトコトゆっくり煮含めたいのか、シャキッと色よく仕上げたいのか。
素材をよく見て対話し、どういうふうに調理していただくと美味しいかを考え、出来上がりの味、食感に適した鍋を選ぶことです。
普段、私が使い分けている鍋をご紹介します。
普段、私が使い分けしている鍋は5種類。
土鍋
ステンレスの厚手鍋
ホーロー鍋
ふたつきフライパン
アルミ鍋
土鍋はご飯を炊くときに使います
土鍋は温度が上がるまでは時間がかかりますが、保温性が高く、鍋の中でしっかり対流が起きて、お米の果皮から芯までしっかり水を含んで遠赤外線効果も手伝って、ふっくらやわらかく炊きあがります。
ステンレスの厚手鍋は煮物、汁物に使います
時間をかけてゆっくり煮含める煮物には、厚手の鍋が美味しく出来上がります。
ホーロー鍋は酸味があるものを煮るときに使います
果物やトマトなどの酸味があるものを煮る時、ピクルスなど酢を使う時には、金属が溶け出す心配がないガラス製のホーロー鍋が向いています。
ふたつきフライパンはきんぴらを作るときに使います
きんぴらなど水分を残さず手早く炒りあげたいお料理の時に向いています。
薄手のアルミ鍋はだんぜん和え物!
熱伝導がよくて、熱しやすく冷めやすい薄手のアルミ鍋は、しゃきっ歯ごたえを残して色よく仕上げたい和え物や蒸し煮に最適です。
さっと火を通して鍋ごと水につけて冷ませば、色よく歯ごたえ甘みがある美味しい蒸し煮ができます。
私が持っている鍋は、20年以上前の嫁入り道具に義母が揃えてくれたもの。特別高級な鍋や無水鍋、圧力鍋は必要ありません。
素材と対話する力をつければ、
今日からすぐにお家のお鍋で美味しい重ね煮料理が作れるのです^^
こちらも合わせてお読みください。
重ね煮の鍋の話①
重ね煮の鍋の話②
重ね煮の鍋の話③ ※今回の内容
お家のお鍋で美味しくできる重ね煮料理。
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