繊細な身体のリズムを持っている女性、生まれて間もない子供に
特に知っていただきたい「食べ過ぎに気をつけたい8つの食べ物」は、
極陰極陽のもの。
1.砂糖
2.果物
3.コーヒーなど外国の飲み物
4.牛乳をはじめとする乳製品←今日はここです。
5.生野菜サラダ
6.肉、卵類
7.油
8.アルコール
食べ過ぎに気をつけたい8つの食べ物①
食べ過ぎに気をつけたい8つの食べ物②
食べ過ぎに気をつけたい8つの食べ物③
食べ過ぎに気をつけたい8つの食べ物④
今日は牛乳をはじめとする乳製品について。
戦後の給食に脱脂粉乳が導入され、
牛乳に代わり現在に至ります。
牛乳を飲むと大きくなる。
骨が丈夫になる。
と水代わりに牛乳を飲む人もいるようです。
「カルシウムは牛乳からしか吸収できない」
という考えもあるようですが、
骨折する子供が多く、
骨粗鬆症の患者も減っていないという現状には
疑問もあり。
そもそも牛乳は子牛を大きく成長させるもの。
栄養のバランスがとれていることは分かっているのです。
そこに注目するのでなく
大切なのは、牛乳の栄養素うんぬんよりも
「私たち日本人の身体に合うものか、馴染むものか」
ということ。
「身土不二」に照らし合わせればよーく見えてきます。
乳製品を食生活の中心としている国の代表、モンゴル。
山脈と砂漠が大半を占め、
国土の1%にも満たない農地で小麦とじゃがいもを生産し、
その自給率は100%。
国民の10倍いるといわれる家畜の産物を主食としています。
けれども、
モンゴルの遊牧民でさえ家畜の乳をそのまま飲むことはせず、
お茶に入れたり、発酵させてチーズやヨーグルトにと
消化しやすく調理して食べています。
夏は「白い食べ物」と言われる乳製品
冬は「赤い食べ物」と言われる家畜の肉
を食べる食生活。
栄養学的には必要といわれる野菜、果物をほとんど食べず、
乳製品と肉、少しの穀物で
生命をつなぎ自然環境に寄り添い生活しているのです。
長い年月をかけて、
モンゴルに住む人々が身体の中に作り上げてきた内臓器官と消化酵素は
乾燥地帯に住む民族ならではのもの。
遊牧民の食生活にはまさしく身土不二を感じます。
では
日本人が牛乳を飲むのはなぜ?
完全栄養食だから?
ならば玄米を100回噛んで食べましょう。
カルシウムが摂取できるから?
ならば甘いものを減らして、
島国「日本」ならではの海の幸を食べましょう。
乳は乾燥地帯に暮らす人々の身体と喉を潤すもの。
湿潤地帯の日本に暮らす私たちが摂りすぎると
身体の中に湿が滞りやすくなります。
喘息やアトピー性皮膚炎のある方は
牛乳を減らすと症状が軽くなる事が多いです。
日本人の体質に合わないということは
牛乳アレルギーの人が多いということからも立証済みだと思いますが、
アレルギーでない人にとっても飲み過ぎは禁物。
やはり嗜好品として楽しむのがいいように思います。