重ね煮健康料理とは
「中庸」のものを食べることで身体の内側から健康を作り、
心身のバランスを整える「家庭料理」であること。
大切にしている4つの指針は
①食性(しょくせい)
②一物全体食(いちぶつぜんたいしょく)
③身土不二(しんどふじ)
④穀菜魚食(こくさいぎょしょく)
であることをお伝えしてきました。
では、「家庭料理」とは何でしょう?
この質問、実は体験クラスにお越しいただいた方によくお聞きしています^^
皆さんのお答えで圧倒的に多いのは
・和食
・おふくろの味
・田舎の味
・煮物
です。
Wikipediaで検索してみますと
「家庭料理」とは、一般家庭で作られ、食べられている料理。
おふくろの味に代表される素朴な料理群だが、地域色色濃い郷土料理を含む。
(中略)
なので皆さんとほぼ同じです◎
けれども、私はここに加えたいことがあります。
「家庭料理」とは家族の体調をみて整える料理
ということ。
毎日の食事のメニューをどのように決めていますか?
私は、家族やご自身の嗜好のみで決めるのでなく、
家族一人ひとりの体調を思い浮かべて考えます。
家族の誰かがお腹の調子が悪そうだったなと思うと、
料理に油は使わず、お味噌汁は具だくさん。
咳をしていたなと思うと、
れんこん入りのひじきの煮物と温かい汁物(スープ、ポタージュ)というように。
試合や試験の前には「勝つ」とかけて「とんかつ」と言いますが
我が家では体調を崩す可能性があるので
気持ちだけ「喝!」を入れて、とんかつは食べません、笑。
唐揚げなどの揚げ物は、必然的に家族みんながすこぶる調子がいい時かハレの日(記念日や節句行事の日)になります。
家庭料理に欠かせない条件は
身近な材料で手軽に作れること。
1日3食、どれだけ身体によいものでも手間がかかっては
かえって疲れてしまって続きません。
作る事がストレスになり、体調を崩す原因にもなりかねません。
手間をかけず、愛情をかける。
これが重ね煮アカデミーが考える「家庭料理」です。