重ね煮コラム

夫が濃い味好き…。味の好みが合わないときの家庭のごはんの考え方

「夫が濃い味好きで困っている」「健康も考えて薄味にしたいけれど、家族の好みがバラバラで献立作りがストレス…」。そんな悩み、実は多くのご家庭で共通しています。

味の好みが合わないと、毎日のごはん作りが負担になってしまうこともありますよね。

ですが、濃い味を無理にやめさせようとしなくても、献立の組み合わせを整えることで満足感と健康を両立させる方法があります。

 

こんな方にオススメ

  • 夫や家族と味の好みが合わず、毎日のごはん作りに悩んでいる

  • 子どもの健康や家族の体調管理を、食事から見直したい

この記事を読むと···

  • 濃い味好きの家族と向き合う考え方

  • 組み合わせで考える献立

  • 調味料に頼らず満足できる食卓の工夫

夫が濃い味好きで困る…そんな悩みは多い

家族で食卓を囲むとき、「夫が濃い味を好むので献立に悩む」という声はとても多いものです。栄養バランスや健康を考えて作っても、「味が薄い」と言われてしまったり、濃い味付けを好む夫と子どもや自分の健康の間で板挟みになることも珍しくありません。

こうした悩みは、決して特別なことではなく、多くの家庭で実際に起きている身近な問題です。

  1. 「味が薄い」と言われてしまう

  2. 健康も気になる

「味が薄い」と言われてしまう

家族のことを思って減塩や優しい味付けを心がけても、「もっと味を濃くしてほしい」とリクエストされることはありませんか。一生懸命作った料理を「薄い」と言われてしまうと、作る側としては自信をなくしたり、料理のモチベーションが下がってしまうものです。

特に外食や市販の食品に慣れている場合、家庭の料理が物足りなく感じやすいことがあります。

こうしたやり取りが毎日続くと、食事作りそのものがストレスになってしまうこともあります。

健康も気になる

夫が濃い味を好む一方で、塩分や調味料の摂り過ぎによる健康への影響も気になるところです。高血圧や生活習慣病のリスクを考えると、できれば控えめな味付けにしたいと感じる方は多いはず。

家族の健康を守りたいという思いと、好みを優先したいという要望の間で、どうバランスをとれば良いか迷ってしまいます。また、子どもも一緒に同じ食事を口にするため、将来の味覚や健康への影響も心配になることがあります。

毎日の食事が、家族の健康と満足感のどちらも大切にできるものになるよう、悩みながら工夫を重ねている方も少なくありません

 

濃い味をやめさせようとしてもうまくいかない理由

家族の健康のために「濃い味をやめてほしい」と思っても、現実にはなかなかうまくいかないことが多いのではないでしょうか。味の好みは、これまでの食生活や習慣によって形づくられています。また、濃い味を頭ごなしに否定してしまうと、食卓の雰囲気がギスギスしがちです。

ここでは、濃い味をやめさせようとしてつまずく理由を2つの観点から見ていきます。

  1. 味覚はこれまでの食生活でできている

  2. 濃い味を否定すると食卓が楽しくなくなる

味覚はこれまでの食生活でできている

人の味覚は、子どもの頃からの食生活や日々の積み重ねによって少しずつ形づくられます。

家庭で濃い味付けの料理が多かった場合、大人になっても自然とその味を「普通」と感じやすいものです。

そのため、急に薄味に変えると、物足りなさや違和感を覚えやすくなります。味覚を変えるには時間がかかるため、急に変えようとすると反発が起きやすくなります。

濃い味を否定すると食卓が楽しくなくなる

「そんなに濃い味は体に悪い」と強く言ってしまうと、食卓の雰囲気が楽しくないものになりがちです。

大切な家族の健康を思う気持ちからでも、相手の好みを強く否定されると、食事そのものが楽しめなくなったり、会話が減ってしまうこともあります。その結果、せっかくの家族だんらんの時間がストレスの場になり、一緒に食卓を囲むこと自体を避けたくなることさえあるでしょう。

味の好みは人それぞれです。「自分だけが正しい」と押しつけてしまうと、かえって逆効果になることが多いものです。家族みんながリラックスして食事を楽しむためにも、まずは相手の好みを認める姿勢が大切です。この気持ちがあるからこそ、無理なく味のバランスを整える第一歩につながります。

濃い味の料理は「ひとつ」にする

 

家族のなかでひとりだけ濃い味を好む場合、つい料理すべてを濃くしてしまいがちです。ですが、すべての料理を濃くする必要はありません。

大切なのは、献立全体のバランスです。「濃い味を減らす」のではなく、献立の組み合わせで整えるという考え方です。

実際にこの方法を取り入れると、濃い味の料理が一品あっても食卓全体が重たくならず、料理にメリハリがつき、自然とバランスのよい食事になります。

ここでは、家庭で取り入れやすい考え方を3つ紹介します。

  1. すべてを濃くする必要はない

  2. 主菜と副菜のバランスで満足感が変わる

  3. 葉物などの和え物と具だくさんの汁物を組み合わせる

すべてを濃くする必要はない

家庭での味付けは、つい全体を「濃いめ」にしがちですが、これは必須ではありません。たとえば主菜だけをしっかり味付けし、他の副菜や汁物は野菜や素材そのものの甘み・うまみを活かした味に仕上げると、食卓全体のバランスが整います。

実は日本の食事には、「口中調味(こうちゅうちょうみ)」という食べ方の文化があります。これは、ごはんとおかずを一緒に食べながら、口の中で味のバランスを整える食べ方のことです。

例えば、少し味のしっかりした料理とごはんを一緒に食べることで、口の中で自然に塩分が調整されます。また、濃い味の料理のあとにさっぱりした副菜を食べると、口の中がリセットされ、次の一口も美味しく感じられます。

こうした食べ方は、味の満足感を高めるだけでなく、食べ過ぎを防いだり、消化を助ける働きもあります。

だからこそ、すべてを濃い味にする必要はありません。主菜はしっかり味、副菜や汁物は素材を生かした味にすることで、献立全体のバランスが整い、ごはんが進む食卓になります。

 

主菜と副菜のバランスで満足感が変わる

日本の食卓は、主食・主菜・副菜・汁物という組み合わせで成り立っています。

ごはんと汁物を中心に、主菜でたんぱく質を取り、副菜で野菜を補い、全体のバランスを整える。こうした構成があるからこそ、日本の食事は自然と栄養や味のバランスが整いやすくなっています。

例えば、肉や魚の主菜をしっかり味付けにした場合、副菜は蒸し野菜やおひたし、和え物などさっぱり味にまとめると、食卓全体にメリハリが生まれます。

すると濃い味好きの家族も満足しながら、全体の塩分や油分は自然と抑えられるようになります。

味付けを変えるのではなく、役割を分けることが大切です。

 

葉物などの和え物と具だくさんの汁物を組み合わせる

濃い味の料理が一品あるときは、葉物の和え物や具だくさんの汁物を組み合わせると、食卓のバランスが整います。

例えば、生姜焼きのようにしっかり味のついた料理なら、

・ほうれん草などの葉物を使った和え物
・季節の野菜が入った汁物

を添えるだけで、食事全体の満足感がぐっと高まります。

和え物や汁物は、塩分を増やさなくても素材の甘みや香りを活かして作ることができます。そのため、濃い味の主菜とのコントラストが生まれ、食卓が単調になりません。野菜のうまみを引き出す「重ね煮」の汁物は、こうした献立のバランスを整える一品として取り入れやすい料理です。

実際に重ね煮アカデミーの生徒さんからも、
「夫が濃い味を好むので困っていたけれど、副菜と汁物を整えるようにしたら、自然と満足して食べてくれるようになった」という声をよくいただきます。

こうした組み合わせを続けていくことで、家族の味覚も少しずつ変わっていきます。

濃い味をやめさせるのではなく、献立を整える。それだけで、家庭の食卓は大きく変わっていきます。

調味料を足さなくても満足できる食卓


家族の味の好みがバラバラだと、食卓に醤油やドレッシングなどの調味料がずらりと並びがちです。「味が薄い」と言われるのが心配で、つい最初から味を濃くしてしまうこともあるかもしれません。

ですが、実はこれは味付けの問題ではなく、献立の組み立ての問題であることが多いのです。

献立のバランスが整っていると、食卓に調味料を置かなくても満足できる食事になります。

ここでは、家庭で実践しやすい3つの考え方を紹介します。

  1. 汁物をつけると献立のバランスが整う

  2. 濃い味がひとつでも気にならなくなる

  3. 献立の組み合わせで自然に味覚も変わっていく

1、汁物をつけると献立のバランスが整う

主菜やごはんだけではどうしても味が単調になりがちです。そこに具だくさんの汁物を加えるだけで全体のバランスがぐっと良くなります。汁物は野菜や海藻、豆腐などさまざまな食材を取り入れることができ、塩分を増やさなくても満足感を高めやすい料理です。

温かい汁物があると、濃い味の主菜があっても食事全体が重たくなりにくく、食卓の満足度が上がります。

また、汁物はごはんとの相性も良く、食事全体をまとめる役割もあります。

毎日の献立に汁物をつけるだけで、調味料を足さなくても満足できる食卓になっていきます。

2、濃い味が「ひとつ」でも気にならなくなる

すべての料理を薄味にしようとすると、家族の不満が出やすいもの。ですが、献立全体のバランスを整えると、濃い味の料理が一品あっても食卓は重たくなりません。

主菜をしっかり味付けにし、副菜や汁物を素材の味を生かした料理にすることで、食卓に自然なメリハリが生まれます。

すると濃い味の料理が主役となり、他の料理は味を補ったり、消化を助ける役割になります。

このように料理の役割を分けることで、調味料を追加しなくても満足できる食卓になります。

3、献立の組み合わせで自然に味覚も変わっていく

献立のバランスを整えた食事を続けていると、家族の味覚も少しずつ変わっていきます。

副菜や汁物で野菜や素材の味に慣れてくると、以前ほど濃い味を求めなくなることも少なくありません。

最初から味覚を変えようとする必要はありません。

まずは献立の組み合わせを整えること。

それだけで、食卓の満足度は変わり、調味料に頼らない食事が自然と続けられるようになります。

 

台所から、家族の味覚も体も変わっていきます

家族の味の好みが違うと、毎日の献立に悩むこともあるかもしれません。「濃い味をやめてほしい」「健康のために薄味にしたい」と思いながら、どうしたらいいのか迷う方も多いでしょう。

ですが、味を無理に変えようとしなくても、献立の組み合わせを整えるだけで食卓は変わっていきます。

濃い味はひとつ。
副菜や汁物でバランスを整える。

そんな食べ方を続けていくと、家族の味覚も少しずつ変わり、食卓に調味料が並ばない日が増えていきます。

重ね煮アカデミーでは、こうした家庭の食卓を整えるための料理の考え方をお伝えしています。特別な食材や難しい調理法ではなく、日々の台所の中で続けられる方法です。

「家族の健康を、毎日の食事から支えたい」そう思っている方は、まずはメールマガジンで重ね煮の考え方に触れてみてください。今ならメルマガ登録で季節限定のプレゼントをご用意しています。(https://megu-kasaneni.com/mailmagazine)

 

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この記事を書いた人
田島恵 重ね煮料理研究家/重ね煮アカデミー®代表

田島 恵
重ね煮料理研究家 / 重ね煮アカデミー®代表

鎌倉の重ね煮アカデミー®にて、野菜嫌いのお子さんやアレルギーのお子さんをお持ちのママ、料理が苦手なママに心身のバランスを整えるための知恵とレシピをお届けしています。

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