こんにちは。
「台所は家庭の薬箱」
重ね煮アカデミー 田島恵です。
自然な食事を見直そう
免疫力を高めよう
だから体にいい
「発酵食品」を食べよう
ってブームですよね。
しょうゆ麹、塩麹、
甘酒などの発酵食品、
巷で人気が出ています。
麹マイスターや
発酵食品ソムリエなど
資格も生まれました。
発酵食品=
腸内環境にいい
だから
積極的に摂るのがいい
というイメージがありませんか?
けれども実は
麹は食べ方に注意が必要です。
先日の重ね煮アカデミー体験クラスで
ママからこんな質問をいただきました。
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子供の便秘に悩んでいます。
発酵食品が良いと聞くので、
調味料に塩麹やしょうゆ麹を
使ってみたいのですが
何歳から使えますか?
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結論から言うと
発酵食品が
腸内環境に良い影響を与えるのは
確かですが、
闇雲に使ってはいけません。
発酵食品の摂り方、
つまり種類を理解し
適量を摂ることが大切です。
長年、日々の食卓に馴染んでいる
醤油や味噌のように
大豆を麹の力で発酵させた食品は
消化を助けてくれ、
腸内環境を整えるのにも有効です。
けれども、最近
ブームで流行り始めた
塩麹やしょうゆ麹はどうでしょう?
麹(こうじ)単体はつまりカビです。
良かれと思って
積極的に摂ることで
腸内に麹カビが急激に増えて
腸内環境の悪化に繋がる心配があります。
私たちの腸には
約200種類の腸内細菌が住んでいます。
沢山種類がいることから
腸内環境を整えてくれています。
健康な人の腸に
麹カビだけが増えてしまうと
腸内細菌のバランスが悪くなってしまいます。
特にじめじめする梅雨に入ると
カビが元気になる季節です。
こんな時に
せっせと麹を単品で摂ると
お腹の中は大変なことになる
危険があるのです。
良いと言われる食材こそ
単品で食べすぎると
悪い面が出てくる危険性を持っています。
お子さんの便秘が気になる場合、
食べ慣れないものを
流行っているからと試すのでなく、
便秘の原因や
排泄のリズムを見極めてあげたいですね。
食物繊維を増やせば出るのか
原因はストレスや運動なのか
(便秘には食物繊維で改善するものや
ストレスで出なくなるタイプ
運動不足というタイプもあるのです。)
しっかり見てあげてください。
体は毎日食べるもので
できています。
まずは重ね煮で
ご飯とお味噌汁をしっかり食べることを
心がけてみてください。
参考になれば嬉しいです。