こんにちは。
「台所は家庭の薬箱」
重ね煮アカデミー 田島恵です。
体調を崩しやすい季節の変わり目。出やすい症状の一つに「喉の痛み」があります。
今日は、季節の変わり目に喉が痛くなる理由と、喉が痛くなってしまった時にお家で簡単にできるお手当を、レシピとともにお伝えします。
季節の変わり目に喉が痛くなる理由
・喉がヒリヒリする
・唾を飲み込むと喉に痛みを感じる
・喉が痛くてご飯を食べられない
季節の変わり目、お子さんがこんな症状を訴えることはありませんか?最初に書いたように、季節の変わり目によく出る症状の一つに「喉の痛み」があります。
なぜ、季節の変わり目には喉が痛くなりやすいのでしょうか?理由をお伝えしますね。
季節の変わり目には気温や気圧の変化が大きく、自律神経が乱れやすくなります。
自律神経が乱れることで、免疫力が低下します。免疫力が低下し体が弱っている時には、体の中に外部から細菌やウィルスが侵入しやすくなります。
体内に細菌やウィルスが侵入すると、それらの外敵と戦うために、体が防衛反応として喉に炎症を起こします。この炎症により、喉に痛みが生じてしまうのです。
このような理由から季節の変わり目には喉が痛くなりやすいのですが、それでは、子供が喉の痛みを訴えた時、どのように対処するとよいでしょうか?
病院に行って薬をもらう?
その前に、お家でできるお手当があるのです。
子供の喉の痛み
お家でできるお手当のポイント
子供が喉の痛みを訴えたら、まず痛みを和らげてあげることが大切ですね。痛みを和らげるというと、薬を思い浮かべるかもしれませんが、それだけではありません。お家にある食べ物を使って、痛みを和らげることもできるのです。具体的な方法は後ほどお伝えしますね。
そして、喉の痛みが和らぎ徐々に食欲が出てきたら、胃腸に負担のかからない食事を摂るようにしましょう。ここでのポイントは「胃腸に負担のかからない」食事。
なぜなら、胃腸に負担のかからない食事は免疫力を高め、早い回復を促してくれるからです。
先ほど書いたように、季節の変わり目の喉の痛みは、気温・気圧の変化により自律神経が乱れ、その結果免疫力が低下することで引き起こされます。免疫力を高めることが回復の鍵になるのですが、免疫力を司っているのは腸。胃腸に負担のかからない食事を摂ることで腸内環境が整い、免疫力を高めることができるのです。
★胃腸に負担をかけずに免疫力を高める食事って具体的にはどんなもの?詳しくはこちらをご覧ください。
子供の喉の痛み
痛みを和らげる「お手当レシピ」
子供が喉の痛みを訴えた時に、まずはじめに行いたいのが痛みを和らげること。喉の痛みに効果のある、お手当のレシピをご紹介しますね。症状がひどくなって薬が必要になるその前に、ぜひ試してみてください。
喉の痛みや鼻水など粘膜の炎症・不調には、れんこんが効果があるとご存知ですか?
れんこんの皮や節に含まれるタンニンという成分には、粘膜を引き締めて炎症を抑えてくれる作用があるのです。今回ご紹介するお手当レシピもこのれんこんを使ったものなのですよ^^
喉の痛みに効く!
「れんこん葛湯」レシピ
【用意するもの】
・れんこん 30グラム
・はちみつ 小さじ2
・本葛粉 小さじ1
・水 3/4カップ
※1歳未満の離乳期のお子さんには、はちみつの代わりに米飴(こめあめ)などを使用してください。
【作り方】
1.れんこんは皮を剥かずにすりおろす。
※節がある場合は必ず使う。節は最も薬効が強い部分なので、絶対捨てないで使ってくださいね!
2.小さい鍋に、1の絞り汁、はちみつ、本葛粉、水を加えて5分ほど置く。
3.火にかけて透明感が出るまでかき混ぜる。
【ポイント】
・出来上がったら、温かいうちに飲んでくださいね!
・本葛粉って何?お家にないけど・・・というママへ。本葛粉には整腸作用や身体を温める効果があり、あらゆる手当てに使える万能食材です。お家に常備しておくことをおすすめします。ほとんどの自然食品店で購入することができますよ^^
いかがでしたか?
季節の変わり目の喉の痛み。病院に行って薬をもらうその前に、お家でできるお手当があるのです。今回ご紹介したれんこん葛湯もとっても簡単に作ることができますよ!ぜひ試してみてくださいね^^