こんにちは。
「台所は家庭の薬箱」
重ね煮アカデミー 田島恵です。
私たちが毎日食べるお米
「アトピーにとって
良くない品種がある」
と聞いたことがありますか?
こんな質問をいただきました。
(H.Iさん)
コシヒカリは
アトピーを悪化させると聞きました。
どんなお米を選べばいいでしょう?
実はこれに対しては
様々な情報があります。
コシヒカリはアトピーに
良くない成分が入っている
反対に
◯◯◯◯の品種は
アトピーが改善する
と言われている場合もあります。
この違いは何かというと
お米に含まれるでんぷんの種類
によるのです。
コシヒカリのように
もちもちとした
粘りのある食感のお米には
アミロペクチンというでんぷんが
多めに含まれています。
アミロペクチンは
水に溶けないでんぷんのため
消化しにくく、
胃腸が丈夫でないアトピーや
アレルギーのお子さんの場合には
負担になる場合があります。
もち米は
100%アミロペクチンです。
お餅を食べると
少量でお腹がいっぱいになることから
納得ですよね。
ですから、コシヒカリに
アトピーに良くない成分が
入っているわけではなく、
アミロペクチンが多い分だけ
消化しにくいのです。
アミロペクチンが少なめのお米は
例えばササニシキやゆきひかりのように
粘りが少なくあっさりした味わいです。
おかずにもよく合います。
今は炊飯器にも
もちもちモードがあるくらい
世の中「もちもち食感」が人気です。
「もちもち」は美味しいですが、
求めすぎることなく、
カラダへの作用を知ったうえで
選べるといいですね。
参考になれば幸いです。