こんにちは。
「台所は家庭の薬箱」
重ね煮アカデミー 田島恵です。
知っていますか?
薬局で
「葛根湯」が大人気で
一部売り切れの店舗もあるそうです。
大人気の理由は
東北大学医学部研究チームによる
コロナウィルスに感染した急性期に
漢方薬を使用した方が
呼吸器不全や重症化のリスクが減った
漢方薬は
葛根湯と小柴胡湯加桔梗石膏
の併用の効果が認められた
という発表からです。
詳しくはこちらのプレスリリースを
ご覧ください。
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2022/11/press20221128-01-kanpo.html
それを受けて
手に入りやすく
馴染みのある「葛根湯」
が人気急上昇中です。
漢方薬は自然由来だから
身体に優しいと思っている方も
多いと思いますが、
生薬を煮出したものと違って
売っている漢方薬は
飲みやすく加工されています。
そして漢方も薬です。
身体に合わない場合には
副作用もありますし、
毎日飲むものではありません。
今回のニュースを受けて
日常的に葛根湯を
コロナウィルスの予防薬として
飲む人が出ることを懸念しています。
そして
知っておいてもらいたいのは、
葛根湯の主成分は葛です。
葛には
発汗、解熱作用や消炎作用
お腹の調子を整える力
があります。
この葛、
重ね煮アカデミーの
生徒さんたちは皆さん
お家に常備しているもの。
手当ての良いところは
症状がひどくなる前に
早めにできる点。
普段の食生活を変えることなく
葛や葛根湯に頼るのではなく、
体調が良くないと感じたら
まずは「引き算」をする、
胃腸が吸収できるように
整えてから手当てを行うと
力を発揮してくれるのです。
重ね煮アカデミーの生徒さんたちが
毎月熱を出していたのに
熱を出すと数日下がらなかったのに、、、
スッキリ回復するようになった!
咳が軽く済んだ!
などどんどん変化していくのは
手当てをただ知っているからではなく
手当ての扱い方をわかっているからなのです。
クリスマス、年末と
ご馳走が続く時期、
元気に新年を迎えられるように
ご馳走を食べた翌日は
引き算する!というように
メリハリのある食生活を
意識してみてくださいね。
※葛根湯を買わないで
というメッセージではありません。
売り切れでも不安にならないで、
お家でできることはありますよというメッセージ、
参考になれば嬉しいです。