こんにちは。
「台所は家庭の薬箱」
重ね煮アカデミー 田島恵です。
毎日暑い日が続いていますね!
大人以上にたくさんの汗をかく子供たち。
水分補給が大事!
ですが、皆さんはどんな飲み物をお子さんに飲ませていますか?
お水?お茶?それとも、スポーツドリンクでしょうか?
今日は、子供の熱中症対策において気をつけたいポイントを、「飲み物」という観点でお伝えします。
1、スポーツドリンク、毎日ガブガブ飲むのは危険です。
夏になると、店頭にはたくさんの種類のスポーツドリンクが並びます。「熱中症対策に効果的!」と謳う商品も多いように思います。
ですが、スポーツドリンクの摂り方には注意が必要!
実は、毎日の飲み物としてスポーツドリンクを飲むことは熱中症対策にはならず、飲み過ぎによる不調の方がかえって心配なのです。
どういうこと?と思いますよね。その理由をお伝えします。
2、スポーツドリンクの飲み過ぎによるデメリット
①糖分の過剰摂取による不調
口にした方はご存知だと思いますが、スポーツドリンクは甘い!です。
およその平均で100mlにつき6gの糖分。ペットボトル1本で30g。
わかりやすく言うと、500mlのペットボトルには5本分ものスティックシュガーが溶けていることになります。
糖分の過剰摂取は血糖値の急激な上昇下降を引き起こすことにつながり、血管壁を傷つけたり、血糖値が急激に下がった時に低血糖を引き起こしたりする心配があります。また、肥満、糖尿病の原因にもなります。
暑いから、と日常的に水代わりにスポーツドリンクを飲むことは熱中症対策にはならず、かえって、糖分、ナトリウム分の過剰摂取による害の方が大きいのです。
②水毒
「水毒」という言葉、耳にされたことはありますか?
「水毒」とは、身体に取り込む水の量と出ていく水の量のバランスが取れずに、身体の中に余分な水が停滞している状態。
つまり、飲む水の量の方が多く上手に代謝できていない場合に起きる症状です。摂り過ぎてしまって、血液の流れが停まり、むくみの症状や倦怠感、アレルギーなどの症状を起こすだけでなく、水分が停滞しているために身体が冷えてしまう。冷えを原因とする疾患の原因となりがちです。
このような理由により、水分の摂りすぎには気をつけたいところですが、単純な水の場合は体液が薄まることにより尿として体外へ排出しようとします。しかし、糖分のあるスポーツドリンクの場合は体液が薄まらないため、余分な水分が、身体の中に停滞してしまうのです。
お子さんがだるそうに見えた場合、それは熱中症でなくスポーツドリンクの飲み過ぎかもしれません。
③スポーツドリンクはもともと、プロスポーツ選手のためのもの
スポーツドリンクの原点を見てみると、発祥は1970年代のアメリカ。プロスポーツ選手の糖分、塩分補給の目的のために作られました。短時間で体力を消耗して発汗量がものすごいプロのスポーツ選手のための飲み物であって、「日常的な飲み物ではない」ということ。
ここを押さえておきたいですね!
スポーツドリンクについては、こちらにより詳しく書いています。
気になる方はぜひ合わせてお読みください^^
スポーツドリンクの信者になってない?
スポーツドリンクの信者になってない?②
スポーツドリンクの信者になってない?③
「スポーツドリンクを日常的に飲むのはよくない、ということはわかった。では、何を毎日飲めばいいの?」そんな疑問にお答えします^^
子供の熱中症対策に効果的な飲み物の摂り方
こまめな水分補給
喉がかわいたと感じた時は身体のミネラルが失われてバランスが崩れている状態です。
喉がかわく前にこまめな水分補給をおススメします。
飲み物は常温に近いものを
暑いと冷たいものが欲しくなりますが、冷たすぎるものを食べると胃腸が冷えて消化酵素がしっかりと働いてくれません。結果、食べたものの吸収効率が下がり、体力の消耗につながります。熱中症にもなりやすくなってしまいますね。
飲み物、そして食べ物も、体温プラスマイナス20度の範囲内のものをおすすめします。
ちなみに、我が家の水分補給は夏でも常温の水。
子供たちは「うまい~」と言って飲んでいます。これがうちの当たり前だから。
食べ物、飲み物は習慣化します。
キンキンに冷えた飲み物やアイスクリーム。
これらがいつも冷蔵庫にある状態を作らない、ということがポイントです。
アイスクリームや冷たいジュースはたまに楽しむ特別なもの。
「絶対食べちゃダメ!」ということでなく、メリハリが大切ですね^^
熱中症っぽいかも?と思ったら、
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簡単に作れるので、ぜひこちらからレシピをご覧ください^^
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いかがでしたか?
すでに真夏日が続く今年の夏。水分の摂り方に気をつけて、元気に過ごしましょう!
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