こんにちは。
「台所は家庭の薬箱」
重ね煮アカデミー 田島恵です。
連休をいかがお過ごしですか?
日に日に蒸し暑くなってきました。
季節の移り変わりによる気温湿度の変化、生活リズムの崩れ、
運動不足が重なると、体調を崩しやすくなります。
小さなお子さんほど身体を調整する力が未熟なので、
不調を起こしやすくなります。
今日は、もし、お子さんがお腹やのど、頭の痛みを訴えたり
熱が出たりしたら、、、
慌てて病院へ行ったり薬を買いに行く前にお家でできること
『台所から今すぐできる3つの手当て法』
をお伝えさせていただきますね。
不調を感じたら、大切にしたい手当は3つ
1.食欲があっても食べる量を減らす。
2. 油と砂糖を使ったお料理はお休みする。
3. 葛を取り入れる。
ひとつずつお話しますね。
1.食欲があっても食べる量を減らす
食欲があっても、がポイントです。
お子さんの場合は、体調が良くなくても食欲は落ちない
ことも多いです。
そんな時、「食べれば元気になる」と、
精のつく食べ物、元気になる食べ物をと、お肉や甘いものを
食べさせたくなってしまいます。
が!これ、間違いです。
不調を感じるのは、身体が元へ戻ろうと頑張っているから。
お肉は、実は消化するのにパワーと時間が必要です。
なので、より血液やエネルギーが必要になり、
本来治したい箇所に十分な血液が回らなくなります。
人間は飢餓への恐怖心から、食べなきゃ!と思いがち。
けれども私たちは、水と塩と穀物があれば、
生命を繋げる生き物です。
食欲があったとしても、普段の食事の半分以下に
量を減らしてみてください。
その場合は、ごはんと汁物を中心に
おかずを減らすように心がけるといいです。
2.油と砂糖を使ったお料理はお休みする
調子の良くない時こそ、炒め物や揚げ物、
甘いお菓子はお休みしましょう。
不調の原因は食べ過ぎ、
つまり胃腸の疲れから来ることが多いです。
不調は身体からの「休んで。」のサインなんですね。
私たちの腸は、免疫をコントロールしています。
その腸は、実は油や砂糖を好みません。
油や砂糖を摂ってしまうと、身体が回復しようとする力を
邪魔することになってしまいます。
回復する力を、上手に助けたいですね。
そして最後
この2つを踏まえた上で
3.葛を取り入れる
葛粉、一家に一袋あれば安心です。
手当てにもお料理にも使えます。
自然食品店で、確実に手に入れることができます。
そして、手に入れる場合は「本葛100パーセント」のもの
にしてください。
本葛とは、葛の根からとったでんぷんです。
市販の葛根湯と言われる風邪薬、ご存知の方が多いと思います。
実はこれにも葛が使われています。
葛はたくさんの力を持っています。
代表的なものををお伝えすると
汗を出すのを促したり
おなかの調子を整えたり
血液をきれいにしたり
炎症をおさえてくれる
そんな力を持っているのです。
これを使って葛湯を作ってみてください。
作り方は簡単!
《葛湯の作り方》
小さな鍋に、
小さじ1〜2くらいの葛、湯のみ1杯分の水を入れて
5分ほど置きます。
その後、
火にかけながら混ぜてください。
透明感ととろみが出たら食べられます。
※小さなお子さんの場合は、りんごのすりおろしを入れたり、
少量の蜂蜜や米飴で甘みをつけてもいいと思います。
葛湯をいただく時間は食事の前がおすすめです。
不調の症状は一つだけでなく、
お腹が痛い、のどが痛い、熱があるなど、いくつかの症状が
重なっていることが多いですが、「基本の葛湯」を知っていれば、
色々な症状に対応できるので安心ですね。
自分の身体を治す力は、薬に頼らなくても、本来自分の中に
備わっています。
これを「自然治癒力」と言いますが、それを妨げないことが
大切です。
満腹になるまで食べたり、揚げ物や甘いものを沢山食べると、
自然治癒力を下げてしまいます。
季節の変わり目は、不調が起きやすくなります。
お子さんの調子が良くないと思った時に
この3つの手当て法、ぜひ試してみてくださいね。
それでは、素敵な1日をお過ごしください^^
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