体験クラスやレターレシピのメッセージでよくいただくご質問です。
はい!
どうして圧力鍋を使わないか?
使った後のパッキンを洗ったり、
鍋にセットし直したりの作業が面倒だ
というのもありますが、
大きな理由は2つです。お伝えしていきますね。
1、すでに時短なので使う必要性がない
これが一番大きな理由ですが、
使う必要性がないから、です。
「時短」を目的に
圧力鍋を使う方が多いと思うのですが、
重ね煮調理は十分に時短なので、
私は圧力鍋の必要性を感じていません。
重ね煮は同じ材料、同じ分量で作っても、
重ねる順番によって
火の通り具合、味が異なります。
水気の多い陰性の食材を鍋の下
陽性の食材を鍋の上
と順に重ねた時に、
鍋の中でらせん対流を起こして、
陰陽が調和し、
丸いふくよかな甘みのある料理
が出来るのですが、
この時、
火が通る時間は、
順番を無視して重ねた場合よりも
圧倒的に早くなっているのです。
すなわち時短です。
私もかつては、
ビタクラフトの圧力鍋を持っていました。
何とか使いこなそうと
煮豆を作ったり、角煮を作ったり
頑張った時期があります。
ですが、
重ね煮に出会ってからは、
一つの鍋を重ねて火にかけたら、
その間に次の料理を切ったり重ねたり
の並行作業。
そうこうしているうちに、
はじめの鍋が出来上がるので、
使う必要がなくなりました。
現在は実家に眠っています。
2、陰陽調和が取れないため
圧力鍋は鍋の中に圧力をかけて、
自然界にはない状態を作り出すので
らせん対流が起きず、
通常よりも高い圧力をかけることで
鍋の中の沸点を上げるのが
圧力鍋の原理ですが、
〇鍋の食材の組織が壊される
〇発がん物質アクリルアミドが発生する
という説もありますね。
定かでないので、
その辺については明言しかねますが、
「陰陽調和」「中庸」
を大切にする重ね煮は
鍋の中でのらせん対流がキモ!
なので、
圧力鍋は使用しないのです。
とはいえ、
料理をやわらかく煮込みたい時や
時間がない時はどうしたらいいの?
圧力鍋がやはり便利ではないかしら?
と思った方へ。
次回はおすすめグッズを
ご紹介させていただきますね。