昨日は
日常の食事(ケの食)はシーソーの土台部分にあたる「中庸」のものを食べること。
そうすれば身体が陰陽の両端に大きくぶれることがなく、
免疫力、自然治癒力を高めることにつながる
体調を崩しにくく健やかに過ごすことが出来るというお話でした。
では中庸にするにはどうすればいいのでしょうか?
陰性の食材と陽性の食材を調和させることで「中庸」になります。
野菜でいえば
陰性野菜
⇒地面の上にできるもの
空へ向かうもの、実、葉類
陽性野菜
⇒地面の下にできるもの
地球の中心へ向かうもの、根菜類
陰陽の食材を鍋に重ねていきます。
そこには大切な法則があります。
上へ向かう力がある陰性食材は鍋の下、
下へ向かう力がある陽性食材は鍋の上
へ順に重ねます。 *生育状況と逆に重ねます。
フタをして火にかけると
鍋の中で
陰と陽のエネルギーがぶつかりあい
”らせん対流”を起こすことにより、
陰陽が調和して「中庸」になります。
陰性の食材と陽性の食材を別々に食べて
口の中で合わせても中庸にはなりません。
鍋の中でそれぞれの食材が作用し合って
”らせん対流”が起きることにより
鍋の中は小さな宇宙のようになっています。
調和された料理は丸っきりの別物。
どれか一つの食材が際立つことなく
互いの食材の長所を引き出しあい
短所を打ち消し合い
丸くふくよかな滋味深い味に仕上がるのです。