「玄米は身体にいいから私は食べたいのだけど、家族が嫌がって。。。」
という声を耳にすることがあります。
「身体にいいから。」
私はいつもそこに引っかかります。
私は「美味しいから食べる。」
の方が好きだなぁ。
確かに玄米は、
ビタミン・ミネラル・食物繊維を
豊富に含んでおり、
人間が健康を保つために必要とされる栄養素を
ほとんど摂取できるため、
「完全栄養食」と言われています。
「一日30品目」という言葉もありましたが、
白米を食べるので、
そぎ落とされた栄養分を補う必要性が生じるのであり、
副菜が必要になるのです。
玄米と味噌汁の組み合わせはゴールデンコンビ!
必須アミノ酸を全て満たすため、副食は必要ない
といわれています。
ですが!
玄米ごはんは100回以上かまなければしっかりと消化吸収ができません。
特に、体調が良くない方、アレルギー体質の方、小さなお子さんは
胃腸が丈夫でないか、未発達のため、
玄米の繊維質などが身体に負担をかけます。
なので、
私は小さなお子さんやアレルギー体質、体調が悪い方には
絶対に玄米ごはんはおススメしません。
実際に「身体にいいと聞いたので」と玄米食を実践し、
かえって体調が悪化している方を何名か見ています。
我が家では14才になる精米機が活躍してくれており、
季節や家族の体調に合わせて、
3分つき、5分つき、7分つきにしていただいています。
○○でなければという思い込みはかえって
食の楽しみを減らしてしまいます。
そして、身体のためにもなりません。
常々お話していますが、
「食」だけで健康は保てません。
「身体」と「心」はとても親密な関係です。
心をほぐして美味しいものを感謝して楽しみながらいただく
姿勢を大切にしたいと思っています。