朝ごはんを食べる?食べない?
朝ごはんを食べない大人、
特に女性が増えています。
朝は排毒の時間、
身体を休ませるために
朝ごはんは食べない方がいい
という考え方もあります。
一方では、
朝ごはんを食べない子供の増加により
朝から眠そう、
集中力がない
低体温、
貧血を起こす
と様々な問題が指摘されています。
子供には朝ごはんは必要で
大人には不要?
なんだかおかしな話だと思いませんか?
朝ごはんについて、
私の思うところを書きたいと思います。
本来、
朝ごはんは寝ている間に消費したエネルギーを補うもの。
食べることで、
胃腸や脳などの身体の機能を目覚めさせ、
午前中にしっかり活動できるチカラを貯えてくれます。
かつての生活においては
晩ごはんと朝ごはんの間隔は
12時間以上空いているのが
普通でしたよね?
夕方6時に晩ごはんを食べて
早く就寝、
朝6時前に起きて
午前中からしっかり活動する子供の場合は
朝ごはんは絶対必要。
「朝は食欲がない」
「食べられない」という子は、
夜寝るのが遅いか、
晩ごはんが消化しづらいものである
という原因が考えられます。
今は食生活が洋食化し、
高脂質、高カロリーなものとなってしまい、
朝起きても、
前日の夜に食べたものが消化しきれずに
食欲が湧かないということが多いのです。
大人の場合、
仕事などで晩ごはんが遅くなってしまう人は
朝ごはんを無理に食べる必要はない
と思います。
夜に食べ過ぎてしまった、
飲み過ぎてしまった
という場合も同じです。
肉、魚、お酒中心の遅い晩ごはんでは
朝起きても消化しきれていないので、
お腹がすくわけがないですね。
そこを無理して
「食べなきゃ!」となると
胃腸に負担をかけて、
肥満や生活習慣病などの原因になりがち。
「朝食はとらない方がいいの?」
と迷っている方は、
情報を鵜のみにするのではなく、
自身の生活習慣を考え、
身体と相談するのがいいと思います。
朝ごはんを食べたければ、食べましょう。
胃にもたれそうなら、抜きましょう。
朝ごはんを食べるなら、
特別なアスリートをのぞいては
ごはんと味噌汁の昔ながらの
胃腸に負担がかからない
シンプルなスタイル
をおススメします。
色々な情報に踊らされて
自分の身体を実験台にしてしまうのは
何とも勿体ない。
自分の身体の声を聞ける状態を
いつでも作っておきたいですね。