「子どもの腸活には、何を食べさせたらいいの?」
そう考えて、ヨーグルトや納豆、食物繊維の多い食品などを、一生懸命に取り入れている方も多いのではないでしょうか。
けれども、子どもの腸活で最初に考えたいのは、何を足すかではありません。
子どもの胃腸は、まだ成長の途中です。
腸によいといわれるものを次々に与えるよりも、まずは胃腸に負担をかけている食事を見直し、食べたものをきちんと消化し、吸収できる状態を育てることが大切です。
この記事では···
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子どもの胃腸に負担をかけやすい食事
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成長途中の子どもの食事の考え方
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子どもの体調に合わせた食事の見方
をお伝えします。
子どもの腸活は「足す」前に|まず知っておきたい2つのこと

子どもの腸活というと、ヨーグルトや納豆など、腸によいものを「足す」ことを考えがちです。
けれども、その前に見直したいのが、毎日の食事です。
甘いお菓子や飲み物を何度も口にしていないか。
揚げ物や油を多く使った料理が続いていないか。
肉や卵、乳製品などに偏り、食事全体のバランスが崩れていないか。成長途中の胃腸には負担がかかります。
子どもの腸活で大切なのは、何かを足すことよりも、胃腸が無理なく働ける食事にすることです。
子どもの腸活は「足す」より負担を減らすこと
「腸によい食材を食べさせたい」
そう考えると、ヨーグルトや納豆、食物繊維の多い食品などを、次々と食卓に取り入れたくなります。
けれども、子どもの腸活で最初にしたいのは、食べるものを増やすことではありません。
大切なのは、今の食事の中に、子どもの胃腸に負担をかけているものがないかを見直すことです。
たとえば、
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甘いお菓子や飲み物を何度も口にしている
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揚げ物や炒め物が続いている
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肉、卵、乳製品などが毎食重なっている
- いつも何かを食べている
こんな食べ方になっていないか、一度振り返ってみます。
すべてを「食べてはいけない」と考える必要はありません。まずは、量や回数が多くなっているものを少し減らしてみる。すると、食事の時間にきちんとお腹が空くなど、子どもの様子に変化が見られることもあります。
子どもの胃腸はまだ成長の途中
子どもは、体だけでなく、食べ物を消化し、必要なものを吸収する力も成長の途中です。必要な食事量や食べられる量は、年齢だけでなく、その子の発育や活動量、体調によっても変わります。
だからこそ、大人と同じように「これだけ食べればいい」と考えるのではなく、その子の様子を見ることが大切です。
これは、植物を育てることにも似ています。まだ根が十分に育っていない植物に、濃い肥料を一度にたくさん与えても、うまく吸収することはできません。まずは、水と光を受けながら根を育て、その成長に合った量の養分を与えることが大切です。
子どもの食事も同じです。
栄養のあるものをたくさん食べさせることよりも、今の胃腸が無理なく消化し、吸収できる形と量で与えることが、子どもの成長を支えます。
食べる量や食材の種類だけを見るのでなく、
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食後に苦しそうではないか
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食事の前にお腹が空いているか
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便が気持ちよく出ているか
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元気に遊べているか
といった子どもの日々の様子を見ることも大切です。
子どもの胃腸に負担をかけやすい3つの食べ方

子どもの胃腸に負担をかけるのは、特別な食品だけではありません。
普段何気なく食べているお菓子や飲み物、おかずの組み合わせによって、知らないうちに胃腸の仕事を増やしていることがあります。
特に見直したいのが、次の3つです。
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砂糖の多いお菓子や甘い飲み物
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揚げ物や油を多用した料理
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動物性食品が多い食事
すべてを禁止する必要はありません。
大切なのは、「食べてはいけない」と考えることではなく、量や回数が多くなっていないかに気づくことです。
砂糖の多いお菓子や甘い飲み物
「子どもは甘いものが好きだから」と、お菓子やジュース、菓子パン、甘い乳飲料などを日常的に与えていないでしょうか。甘みの強いものを繰り返し口にしていると、その強い甘さに慣れていきます。
一方で、ごはんや野菜、汁物など、食材が持つほんのりとした甘みを中心にした食事を重ねていくと、少しずつ味覚が育ち、好むものも変わっていきます。
重ね煮では、砂糖を加えなくても、野菜を重ねて煮ることで、食材そのものの甘みを引き出します。強い甘さで「おいしい」と感じさせるのではなく、食材自身が持つ自然な甘みを味わう。
そうした食事を日々重ねることで、子どもが感じ取れる味の幅も広がっていきます。
だからこそ、「子どもが好きだから甘いものを与える」と考える前に、普段どんな甘さに慣れているかを一度見直してみることが大切です。
そして、お菓子や甘い飲み物を何度も口にしていると、食事の時間になってもお腹が空かず、ごはんが進まないこともあります。
甘いものをすべて禁止する必要はありません。まずは、甘い飲み物が日常になっていないか、おやつの回数が多くなっていないかを振り返ってみましょう。
揚げ物や油を多用した料理
唐揚げやフライドポテトなどの揚げ物、または油を多く使った炒め物は、子どもの胃腸にとって消化のハードルが高いメニューです。油分は胃での消化に時間がかかり、胃もたれや腹痛の原因になることもあります。
加えて、油の質や量が多いと腸内環境にも悪影響を及ぼしがちです。頻繁な摂取は、食欲不振や便通の乱れにつながることもあるため、提供頻度や量を見直すことが大切です。
揚げ物をゼロにする必要はありませんが、日々の食卓では蒸す・煮る・焼くといった油控えめな調理法を意識してみてください。
動物性食品が多い食事
肉や魚、卵、乳製品には、子どもの成長に必要な栄養も含まれています。そのため、「成長期だから、しっかり食べさせなくては」と考える方も多いでしょう。
ただし、問題になるのは、動物性食品を食べること自体ではなく、一日の食事が動物性食品に偏っていないかということです。
たとえば、
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朝は卵とヨーグルト
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昼は肉料理
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おやつには牛乳やチーズ
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夜も肉や魚が中心
このような食事では、思っている以上に動物性食品の割合が多くなります。
肉や魚を主役にするのではなく、
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ごはん
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季節の野菜を使った味噌汁
を食卓の土台にし、その中に肉や魚を取り入れていきましょう。
動物性食品を「食べない」と決めるのではなく、量や回数を見直し、子どもの胃腸が無理なく消化できる食事にすることが大切です。

栄養は「たくさん与える」より「吸収できる形で与える」

「子どもに元気に育ってほしい」
そう願うほど、
「野菜をもっと食べさせなくては」
「たんぱく質が足りないかもしれない」
「たくさんの食材を使わなくては」
と、食事にいろいろなものを足したくなるものです。
けれども、本当に大切なのは、何種類食べたか、どれだけ栄養を与えたかだけではありません。
食べたものをきちんと消化し、必要なものを吸収できているかを見ることです。
ここでは、次の3つの視点から考えていきましょう。
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栄養価の高い食事でも消化できなければ身にならない
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品数や食材数を増やすことが目的ではない
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子どもの食欲や便、体調を見る
栄養価の高い食事でも消化できなければ身にならない
どれほど栄養価が高い食材でも、子どもの胃腸が十分に消化できなければ、その栄養を体の中で生かすことはできません。
特に、体調がすぐれないときや、食欲が落ちているときに、「栄養をつけなくては」と肉や卵、乳製品などをたくさん食べさせると、かえって胃腸の仕事を増やすことがあります。
そんなときは、ごはんや汁物といったシンプルな食事が、子どもが無理なく食べられることがあります。食べる量が少ない日があっても、すぐに心配する必要はありません。
大切なのは、たくさん食べさせることではなく、子どもが食べたいと思えること、食べた後に苦しくないことです。
品数や食材数を増やすことが目的ではない
「一日30品目」
「野菜を何種類も」
「たんぱく質もしっかり」
そんな情報を見るたびに、献立作りが大変になっていませんか。
まずは、ごはん。
季節の野菜を使った汁物。ここを食卓の土台にします。
汁物なら、きのこ、海藻類やその季節にある食材を一緒に煮ることができます。一品ずつ料理を増やさなくても、一つの鍋の中でいろいろな食材の味が重なります。
毎日たくさんのおかずを作るより、家族が無理なく続けられる食卓をつくること。
それも、子どもの食事では大切です。
子どもの食欲や便、体調を見る
食事の答えは、栄養の数字やインターネットの情報だけにあるわけではありません。
子どもの様子にも、多くの答えがあります。
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食事の前にお腹が空いているか
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食後にお腹が張っていないか
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便が無理なく出ているか
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元気に遊べているか
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朝、気持ちよく起きられているか
こうした毎日の様子を見ながら、食べる量や献立を考えていきましょう。
子どもの食欲は、季節や運動量、成長、体調によって変わります。昨日はたくさん食べたのに、今日はあまり食べないという日があっても不思議ではありません。
決められた量を食べさせることよりも、子どもの食欲や便、機嫌を見て、今の体に合った食事を選ぶことが大切です。
まとめ|子どもの腸活は、胃腸が働ける食事から
子どもの腸活を考えるうえで大切なのは、「何を足すか」よりも、まず毎日の食事を見直すことです。
甘いものや油を多く使った料理が続いていないか。
食事の前にお腹が空いているか。
食べた後に苦しくなっていないか。
そんな子どもの様子を見ながら、今の体に合った食事を考えていきましょう。
特別なものを増やす前に、まずはごはんと汁物を中心に、胃腸に負担をかけにくい食卓をつくること。
それが、重ね煮アカデミーが大切にしている子どもの腸活です。
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