こんにちは。
「台所は家庭の薬箱」
重ね煮アカデミー 田島恵です。
夏から秋への季節の変わり目、野菜の種類が極端に減る「端境期」ですね。
この端境期におすすめの食材があります。
干ししいたけ、ひじき、切り干し大根などの乾物です。
今日は、端境期に乾物をおすすめする理由と、美味しい乾物の戻し方をご紹介します。
今まで乾物をあまり使ったことがない・・・
というママも、ぜひ参考にしてみてくださいね!
夏から秋への季節の変わり目
端境期には乾物の活用がおすすめ!
端境期とは季節の変わり目の収穫できる野菜が少なくなる時期のこと。年に2回、夏と冬にあります。
夏の端境期は夏野菜から秋野菜に変わる時期(9月)、
冬の端境期は冬野菜から春野菜に変わる時期(3、4月)のことを言います。
今は夏の端境期ですね。
今でこそハウス栽培等が一般的になったことで、スーパーに行けば季節問わず色々な野菜が手に入るようになりましたが、端境期には、旬ではない野菜を買うより、ぜひ、乾物を活用していただきたいと思います。
端境期に乾物をおすすめする理由
端境期に乾物をおすすめする理由は3つあります。
①旨味と栄養価が高い
乾物は生で食べるよりも、旨みも栄養価もぎゅっと凝縮されていて、とても高いのですよ。
例えば、干ししいたけ。
ビタミンD含有量は、生のものの10倍。干しいたけ2枚中に含まれるビタミンD量は、1日に必要なビタミンD量のほぼ3分の1なのです。
一方、旬でない時期の野菜は、旬の時期に比べて、その栄養価は2分の1ほどになってしまう、というデータがあります。また、味をみても、旬でない時期の野菜は、残念ながら味も風味も劣ってしまうのです。
旬の時期の食材を乾燥させて作る乾物は、旨味も栄養もたっぷり!食べない手はないですね^^
②価格が安定している
端境期には野菜の価格が高くなる傾向にありますが、乾物は一年を通して価格が安定しています。価格面でもおすすめですよ^^
③身体に馴染む
私たち日本人は昔から、端境期には乾物を食べてきました。端境期は野菜が採れないから、という理由ももちろんありますが、夏野菜から冬野菜に(または冬野菜から夏野菜に)いきなり切り替えるのではなく、乾物を取り入れることで、身体が驚かずに次の季節に移行することができる、そんなメリットもあります。私たちが昔から食べてきた物や食べ方は、私たちの身体に馴染んで、身体を整えてくれますよ^^
端境期におすすめの乾物。その一番美味しい戻し方をご紹介します。
乾物の一番美味しい戻し方
戻し方に入る前に、一点だけお伝えしたいことがあります。
それは、乾物の選び方。
熱風乾燥でなく、太陽の力、天日で乾燥させているものを選ぶのがおすすめです。太陽の力でゆ〜っくりと乾燥させることで、旨味がより凝縮するのです^^
選び方がわかったところで、本題の美味しい戻し方をお伝えしますね!
太陽の力でゆ~っくり乾燥させて作られた乾物は、できるだけ、ゆっくりと時間をかけて戻してあげてください。
なので、冷蔵庫で戻すのが旨みも歯ごたえもしっかりと残り、おすすめです。
夕飯に使いたい場合は、前の晩か当日朝一番に水につけて戻してくださいね。
必ず水で戻します!
袋の裏に「たっぷりのぬるま湯で戻す」と書いているものもありますが、水でゆっくり戻すのがだんぜん美味しいです。
そして、水の量は「たっぷり」ではありません。
乾物の戻し汁は旨みと栄養の宝庫。
捨てることなく、一滴残さず使いたい。たっぷりの水で戻したのでは戻し汁を捨てることになってしまいます。
以上を踏まえ、おすすめのお手軽な戻し方は、乾物をタッパーに入れて、ひたひたの水を加えたら、フタをして冷蔵庫へ入れる、いう方法です。ぜひ試してみてください^^
干ししいたけ、ひじきだけでなく、切り干し大根やかんぴょうの戻し汁も捨てずに使ってくださいね!
乾物の旨みのチカラで、少ない調味料でも風味豊かな美味しい料理が出来ますよ^^
★切り干し大根を使ったおすすめレシピはこちら!
【重ね煮レシピ動画】厚揚げの切り干しあんかけ
いかがでしたか?
栄養価も旨味もたっぷりの乾物。端境期にはぜひ積極的に食卓に取り入れてみてくださいね!
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