こんにちは。
「台所は家庭の薬箱」
重ね煮アカデミー 田島恵です。
今日は、読者さんからの質問に
お答えします。
食事で栄養が摂れているかが心配です。
どんな質のものをどれくらいの量を 摂ればいいのか、
目安のようなものが有れば教えてください。
そこで、今回は《食事の目安》
についてお伝えします。
これは年齢や性別、また体質、成長度合い
生活習慣によって実に様々です。
そんな中でもひとつ
意識していただきたいのは、
ご自身やお子さんが
「何をどれだけ食べているか
把握できていますか? 」
ということ。
食のスタイルが
どんどん変わってきていて
ワンプレート式だったり
大皿におかずを盛って
それぞれが好きなだけ取って食べる
というスタイルが増えています。
この形式だと
どれだけ食べているか
把握できないですよね?
本来の日本人の食事は
一汁二菜または三菜が基本として
一人ずつ配膳をしてきました。
(もちろん、一汁一菜でも十分です。)
配膳することで、
食べる量が適量となり
栄養のバランスも保たれるということを
経験的に会得してきたからです。
配膳してみると
肉が多いな、汁物が足りないななど
気がつく場合があるはずです。
その上で、
足りないものは加える
多いものは減らすというように
してみてください。
サプリメントに頼らずとも
食事で補えるものです。
そして、
「一人ずつ配膳する」と
もうひとつ良いことがあります。
お子さん側から見ると
・これは
僕のごはん、私のごはん
と分かるので「食べよう」と思う。
ママ側から見ると
・お子さんに必要なごはんを
しっかり食べさせられる。
・残したり、食べない時は
調子が良くないかな、
と気づくことができる。
いかがですか?
一人ずつ配膳する
というちょっとしたことが
食事のバランスだけではなく、
お子さんの食べるチカラともなり
お子さんの体調管理にもつながります。
そして最後に!
私たちはついつい
栄養不足を気にしがち。
けれども実は、
人間のカラダは栄養過多に弱いのです。
植物を見ていても
そうではないでしょうか?
肥料をやり過ぎる
水をやり過ぎると
根元から弱ってしまいます。
まずは何をどれだけ食べているのか
それを把握することから
始めてみてくださいね。
参考になれば幸いです。