こんにちは。
「台所は家庭の薬箱」
重ね煮アカデミー 田島恵です。
メルマガ読者さんからの質問が届きました。
お答えしますね。
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風邪を引くたびに
中耳炎になってしまい、
しょっちゅう耳鼻科に通っています。
中耳炎はアレルギーと
言われていますが
食で改善していくことはできますか?
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Y.Iさん
こちらでお答えしますね。
中耳炎、痛いですよね。
中耳炎にかかる子どもは
実は梅雨の時期に増えることを
ご存知ですか?
そして、
薬で治してもすぐ繰り返す、
または
薬を飲むとぼーっとしている、
と心配なママも多いよう。
中耳炎を繰り返しやすい理由は
体内での水分調整がうまくできない
ためです。
中耳炎は、
老廃物の混じった水分が
耳の中に滞ってしまっている状態。
中耳炎はアレルギーなのです。
ではどうしたら?
中耳炎を改善するために大切なこと
中耳炎を改善するために大切なことは
体内の循環をよくしてあげること
つまり
消化、吸収、排泄をスムーズに
行なってあげることです。
本来ならば
汗や尿、便、呼吸として
体内の不要なものを
水と一緒に排泄できるのですが、
中耳炎のお子さんの場合、
ここが上手に廻っていないのが
原因です。
その理由は2つ。
1.出す力が落ちている。
2.入る量が出せる量を上回っている。
体内の老廃物は
その人の弱い部分に溜まります。
・鼻の場合は蓄膿症
・耳の場合は中耳炎、
・目の場合は結膜炎
というように。
溜め込まずに
出せる身体をつくること。
廻る身体をつくることが大切です。
ここからは、
中耳炎になりやすい
または今、
中耳炎で治療しているお子さんの、
具体的な食養生について
お伝えしますね。
中耳炎を改善する3つの食養生
1、ごはんと味噌汁中心の食事にする。
2、冷やさない。
3、小麦粉、乳製品を控える。
今までお伝えしてきた「食養生」と
重なる部分を 感じていただけると
思いますが、
消化吸収排泄がスムーズな
身体を作るには
腸を整えることなのです。
ひとつずつ見ていきますね。
1、ご飯と味噌汁中心の食生活
私たち日本人の身体に馴染む食事は
胃腸を丈夫に保ってくれます。
2、冷やさない
身体を冷やすと
胃腸まで冷たくなり
消化酵素が上手に
働かなくなってしまいます。
ママができることは
生の果物を食べさせ過ぎないこと。
甘いもの、ジュースをあげ過ぎないこと。
生の果物
甘いもの、ジュースを禁止!
とは言いません。
量とバランスの問題です。
中耳炎の炎症が起きている時には、
甘いものや果物はもちろんバツ
体調を見ながら
質の良いものを少量楽しむ、
という程度がいい塩梅だと思います。
日常生活において
あれがダメ、
これがダメと
ダメが先行する食生活では
身体と心のバランスが
取れなくなってしまいます。
食は人を良くするものです。
心と身体にとって
良いものにしたいですね。
3、小麦粉・乳製品を控える
乳製品の摂取量は、
年々急増しています。
牛乳をそんなに飲んでいないのに、、、
と思いませんか?
実は、
牛乳そのものの消費量よりも、
牛乳やチーズを使った加工品
の摂取が増えているのです。
小麦粉や乳製品は
乾燥地域に住む民族が食べることで、
身体を外の環境から守ってくれる
役割をして、体内に湿を留める働きを
してくれるものです。
多湿な日本において
特に梅雨は湿度が高い時期、
そんな時に
小麦粉、乳製品を沢山摂ると、
身体の中にも湿度が
つまり水分が溜まってしまうのです。
症状のある時は食べないこと!
治ってからは
「楽しみの食」として、
時々いただく程度に減らしたいですね。
それだけのことで、
症状が出る頻度、
回復までの期間に
大きな変化が現れますよ。
お子さんの身体を守るのは
ママのシゴト。
責任重大!大変!
と思うかもしれません。
けれども
何を食べないか
に目を向けるのでなく
何を食の中心とするか
を意識してみてくださいね。
子供の身体を整える食事は
シンプルで簡単なものなのです。
重ね煮レターレシピでは、365日毎日、重ね煮のレシピと知恵をお届けしています。