<マクロビオティックと重ね煮健康料理の違い>
マクロビオティックと重ね煮健康料理の違い①
マクロビオティックと重ね煮健康料理の違い②
今日は3つ目。
動物性たんぱく質すなわち
肉、魚、卵についての考え方。
マクロビオティックの場合
マクロビオティックでは、
魚、肉、卵、牛乳の動物性たんぱく質は
極力避ける傾向にあります。
理由は
でお話したように
マクロビオティックは陰性が強いもの、陽性が強いものを
よしとしないためです。
魚、肉などの動物性たんぱく質は極陽性になります。
たんぱく質は動物性由来のものでなく
大豆などの植物性のたんぱく質から摂る
という考え方が主流です。
肉の代用食として
麩や大豆の発酵食品であるテンペを使ったり
高きびなどの雑穀を使ったりするのも
マクロビオティックの特徴ですね。
これらを油で揚げて
食感や味を肉に近づけたいわゆる「もどき食」
が多いのも
マクロビオティックならではのものです。
重ね煮健康料理の場合
ヒトとしての食の歴史「食性」
を大切にしているため
動物性たんぱく質は必要だと考えています。
(食事全体に占める割合は少ないですが)
そして、
日本人の身体に馴染むのは
昔から食べられ続けていて、
遺伝子レベルで身体に記憶されている
という点から肉より魚です。
肉をいただく時は
肉の3倍以上の野菜で調和させた形で
食べましょう
というのが重ね煮健康料理の考え方です。
また、
重ね煮健康料理においては
素材の味を大切にいただくことを
軸の一つにしているので、
「もどき料理」はないです。
肉が食べたい時
生クリームのケーキが食べたい時は
頭や舌をごまかさずに
本物の味を楽しむ。
そして、
食べた後は身体の声を聞いて
さっとケの食に戻す
いうメリハリをつけながら
「食」を楽しむという部分も
大切にしたいと考えています。