ほうれん草はアクが強いから…と、
たっぷりの水で茹でて
ギュッと絞って調理していませんか?
野菜のアクは個性。
「重ね煮」は、
アクを旨みに変えてしまう調理法なので、
決して水にさらしません。
加えて、
蒸し煮調理なら、
ほうれん草の甘みがぎゅっと濃縮されるので、
少しのしょうゆだけで大丈夫。
素材の歯ごたえ、香り、甘みを生かせば、
調味料はわき役に回ります。
そしてもうひとつ。
☆ほうれん草の赤い部分…
とても甘いです。
そのうえ、骨を強くしてくれるマンガンが
豊富に含まれています。
私は必ずたわしで土をしっかり落としてから、
細かく切って一緒にお鍋に入れます。
Recipe.
*ほうれん草の胡麻和え*(調理時間5分)
<材料>
ほうれん草 一束 ・・・5センチ長さに切る
人参 5センチ ・・・千切り
すり胡麻 大さじ2~3
しょうゆ 大さじ1
<作り方>
1.薄手の鍋に切ったほうれん草、人参を重ねて、
塩一つまみと水大さじ3を入れて
フタをして強火にかける。
2.湯気が出たらフタを開けて
中をざっと混ぜ、
人参が色よく煮えたら火からおろす。
3.鍋ごと水につけて急冷する。
⇒バットに出しても大丈夫。
急冷することで色鮮やかな仕上がりになり、
歯ごたえも残ります。
4.軽く絞って、擦りごま、しょうゆを
混ぜたものと和える。