先日ある生徒さんが「スーパーでスプラウトが品切れ状態で手に入らない。」
言われていました。3日に1度食べるとダイエットによいという
情報があったためだそうです。
私自身も以前、仕入れの際にTVの情報番組の影響でくるみが手に入らずに
困った経験があります。
〇〇が△△にいいと言われる食情報は流行を繰り返しています。
1975年の紅茶きのこから始まり、赤ワイン、ココア、バナナ、緑茶、豆乳
新しいところではチアシードなど。
本当に効果があり体質が改善され維持できていれば
それらは廃れることなくブームは何十年も続いているはず。
でも現実には…?
次々に新しいものが現れる食情報には
「ファストファッション」と通じるものを感じます。
日本の食材で飽き足らず、遠く海外の知られざる食材に
まで触手を伸ばしている現状。
人の食生活は非常に個人差があり、
遺伝子的に受け継がれている体質も実にさまざま。
その人に必要なものを一括りに決めることはできないのです。
そんな中で「〇〇がいい」という情報を鵜呑みにするのは
実はとても恐ろしいこと。
それが身体に合わなかった場合、もしくは摂り過ぎた場合、
内臓機能、さらにもっと深くの免疫機能にまで影響を及ぼす可能性が
あるのですから。
ダイエットをしたいからやせる食材でなく、ダイエットが必要になった根本の原因は何?
肌のくすみが気になるから美肌の食材でなく、そのくすみを起こしている原因は何?
今現在抱えている問題は食べ過ぎに起因するものがほとんどです。
頭を切り替えて
「食べ過ぎない方がいい〇〇」に注目していただきたいと思います。
それは、以前お伝えした4つの指針
1.食性(しょくせい)
2.一物全体食(いちぶつぜんたいしょく)
3.身土不二(しんどふじ)
4.穀菜魚食(こくさいぎょしょく)
に照らし合わせると見えてくる食品なのです。
続く-