こんにちは。
「台所は家庭の薬箱」 重ね煮アカデミー 代表・田島恵です。
毎年6月、梅雨の季節になると中耳炎に悩むお子さんが増えます。 「風邪を引くたびに耳が痛い…」「また耳鼻科通い…」 そんな声をたくさん耳にします。
でも実は、中耳炎は“耳の病気”ではなく、 体の巡りのサイン。
食べ方を変えることで、改善が見込める症状なのです。
中耳炎の本当の原因とは?
中耳炎は、老廃物を含んだ水分が排出されず、耳の中に滞ってしまう状態。 これは、 アレルギーの一種ともいえる体の反応です。
原因は主に2つあります。
- 出す力が落ちている
(排泄機能の低下) - 入る量が、出せる量を上回っている
(食べ過ぎ・胃腸の問題)
耳、鼻、目などの粘膜は、老廃物が現れやすい“出口”です。 中耳炎は、実は 腸内環境の乱れや巡りの悪さからくるもの。
だからこそ、食べ方の見直しがカギになるのです。
【食養生の基本】中耳炎を繰り返さないための3つのポイント
中耳炎を繰り返さないための「食養生」は、特別なことではありません。 誰にでも取り組める、日々の食事の中でできることです。
- ごはんと味噌汁中心の食事にする
日本人の体にもっとも合う「ごはんと味噌汁」。 腸の働きを整え、免疫力を高めてくれます。これだけで「炎症が起こりにくい体」をつくる第一歩に。 - 冷やさない
冷たい飲み物や果物・甘いものは、胃腸を冷やし、消化を妨げます。 炎症がある時は、果物や甘いものは一度お休みしましょう。
「やめる」より「選ぶ」。 体調が戻ったら、ほんの少しを楽しむ形で取り入れていけば大丈夫です。
- 小麦粉・乳製品を控える
パン・お菓子・ヨーグルト・チーズなどの加工品に要注意。 湿度が高い日本では、これらが 体内に“湿”を溜め、炎症を招きやすくします。
完全にやめる必要はありません。 「楽しみの食」として時々いただく形に変えていくことで、 中耳炎の頻度や回復力に変化が現れるはずです。
中耳炎が改善した:生徒さんの事例
実際に、食養生で中耳炎が改善された生徒さんの声をご紹介します。
「鼓膜が揺れていません」から「振動が見える」に
3歳のお子さんのママ
1年以上、薬が手放せず、検査のたびに落ち込む日々でした。 でも重ね煮を学んで数ヶ月、「鼓膜の振動が見える」と言われ、本当に嬉しかったです!
「夜泣きが減り、育児が“楽”に変わりました」
2歳のお子さんのママ
中耳炎と夜泣きに悩む毎日。けれど、食事を変えてから風邪もひかず、中耳炎にもならなくなりました。 子育てが苦から“楽”に変わりました。
今日からできる!中耳炎予防の“食べ方の習慣”
「何から始めればいいの?」という方へ。
今日から実践できる3つの食べ方をご紹介します。
一日1杯は、お味噌汁を飲む
果物は食事ではなく、「おやつ」として楽しむ
パンをごはんに変えてみる
この3つを意識するだけで、子どもの体はちゃんと変わっていきます。
最後に。子どもの不調は、ママのせいじゃない
体調を崩すたびに「私のせいかも」と自分を責めてしまうママへ。
大切なのは、 “何をやめるか”ではなく、“何を中心にするか”。
「これを選ぼう」と決めていく積み重ねが、 お子さんの体を根本から変えていきます。
そしてそれは、 家族の笑顔を増やす食卓へとつながるのです。