こんにちは。
「台所は家庭の薬箱」
重ね煮アカデミー 田島恵です。
東京医科歯科大学の研究グループによると
小 1 から中 3 までの子どもたちの31%
つまり3人に1人が味覚異常という報告があります。
甘味、塩味、酸味、苦味、うま味
を感じ取る味覚は
味を楽しむのはもちろん、
自分自身の身体を守るためにも必要なもの。
味覚異常の原因として言われるのは
添加物や薬、濃い味つけです。
味覚異常のあった子供には
ファストフードを食べることが多い
清涼飲料水を毎日飲んでいる
という共通点がみられたという
報告もあります。
それでは、
味覚異常を防ぐには?
改善するにはどうしたら?
と考えますよね。
一般には
味覚異常の改善には
《亜鉛を摂ること》と言われます。
となるとやりがちなのは
亜鉛を豊富に含む食品を探して
牡蠣、レバー、牛肉などを
食べること。
これは特に
お子さんの場合は注意したいこと。
逆に脂質やタンパク質の摂り過ぎ
というリスクが発生してしまい、
味覚異常は改善したとしても
カラダ全体の健康は、、、?
となり本末転倒です。
因みにですが、
米や豆、煮干しも
亜鉛をしっかり含む食品なのです^^
味覚異常の本当の原因は
カラダの見えない部分の機能を
司っている微量栄養素の欠如です。
ファーストフードや
清涼飲料水から
微量栄養素は摂りにくいですよね?
現代の私たちが抱えている不調の多くは
「炭水化物、たんぱく質、脂質」という
三大栄養素の摂り過ぎ、
ミネラルやビタミンなどの
微量栄養素の欠如
から来ていると言われています。
つまり、
白く精製されたごはんやパンを食べ
肉や魚を油で炒めたり、
揚げたりの食生活が原因です。
料理を食べた時に感じる
ふくよかな味わいは
精製された食材の調理から
生まれるのではなく
皮ごとアクごと調理された
食材同士のハーモニーが生み出すもの。
延いてはそれが
微量栄養素をしっかり摂り
味覚を育てることにも繋がります。
つまり、、、
お気づきでしょうか?
皮ごとアクごと調理して
食材同士を調和させた重ね煮が
子どものカラダだけでなく
味覚も育ててくれるんです。
最高ですね!