「重ね煮は無水調理ですか?」
時々いただくご質問です。
陰陽調和の重ね煮健康料理においては、
水はなくてはならないもの。
なぜ水が必要か?
重ね煮健康料理の調理手順は
①陰性の食材から陽性の食材へと鍋に重ねる。
②水を入れる。
③フタをする。
④中火にかける。
②の水を入れるは陰陽調和の鍵となる大切なポイントです。
生命ある食材を「一物全体(いちぶつぜんたい)」で
鍋に重ねて火にかけると、
陰性食材の上へ伸びる力と陽性食材の下へ向かう力が
互いに作用しあって、
鍋の中ではらせんの対流が起きています。
らせんは宇宙、自然界の営みに共通した波形。
惑星の軌道、竜巻、渦潮
植物のつる、野菜の生育の形
私たち人間の誕生の道筋、つむじ、へその緒。
生命の源は全てらせんを描いています。
鍋の中でらせん対流を起こすには、
私たちの身体、そして地球の70%を占める水が
大きな役割を担っています。
陰性の食材から陽性の食材を生命ある形で重ねていき、
対流の鍵となる水を加えることで
互いの力がぶつかり合い、作用し合い
らせんの「小宇宙」を作り出し、
陰陽を調和し「中庸」にしてくれるのです。