『重ね煮コンテスト2026』各部門受賞作品

重ね煮の可能性を広げてくれた、2026年受賞作品をご紹介します。
「家庭の数だけ重ね煮がある 理(ことわり)をのせて料理する」をテーマに開催された重ね煮コンテスト2026。
スープ・煮物・バラエティの3部門に寄せられた数々の作品から、審査員による選考を経て、最高金賞・金賞・特別賞が決定しました。
どの作品にも、日々の台所から生まれた知恵と愛情が詰まっています。

 

スープ部門

 

 

最高金賞

受験生応援☆我が家のお澄まし豚汁 石塚茜さん


使用食材


豚肉、白菜、にんじん、さつまいも、ねぎ、ごぼう、昆布、干し椎茸、もやし、えのき、こんにゃく、塩、しょうゆ、みりん

エピソード

冬に母がよく作ってくれたお澄ましの具沢山豚汁。子どもたちに温かい汁物を作ってあげたくて、重ね煮で母の味を再現してみました。寒い中、学校や塾から帰宅してきた受験生の子どもたちは「美味しい!あったまる〜」と言っておかわりしてくれます。昆布と干し椎茸を入れると深みが出て、豚肉のコクとたくさんの野菜の調和で、まぁるく優しい味わいになりました。母の味を受け継いだお澄ましの重ね煮豚汁が我が家の味になりました。

 

金賞

コンソメ風重ね煮クリーミーポタージュ 渡辺すみよさん


使用食材


切り干し大根、じゃがいも、玉ねぎ、にんにく、豆乳、味噌、塩

エピソード

洋風のポタージュに切り干し大根という、少し意外な組み合わせですが、切り干し大根の甘みとうま味が重なることで、不思議とコンソメのようなコクが生まれました。初めて作ったとき、長男が「え!?昔飲んでいたお湯を注ぐスープみたいなコクだね」と驚き、「これ、コンテストに出したら喜ばれると思うよ」と背中を押してくれました。家族の声とともに、育ってきた味です。

わが家の重ね煮ポトフ 須藤もえみさん

使用食材


干ししいたけ、白菜、新じゃがいも、長ねぎ、大根、にんじん、ごぼう、れんこん、手羽先、塩、こしょう

エピソード

野菜やスープが苦手な小1の息子がいつか食べてくれると信じながら試行錯誤を重ね、毎回挑戦させてもらっている一品です。新じゃがに替えたら皮が苦手な4歳の娘が大きめにした野菜もパクッと食べ、完食しておかわりの声が聞こえました!
野菜が主役のポトフには、いつも常備してある干ししいたけの旨みを土台にして、手羽先でスープの旨味や優しい味を支えることで「わが家の重ね煮ポトフ」になっています。

 

特別賞

元気いっぱい♪しじみと鶏肉の野菜梅スープ 鞍掛友子さん

使用食材

梅干し、しじみ、鶏肉、にんじん、ネギ、キャベツ、青梗菜、もやし、しょうが、干し椎茸、醤油

エピソード

3年前お友達の家でご馳走になったスープがとても美味しくて忘れらない味♪アレンジして重ね煮で作り家族に出したところ「うわぁ〜美味しい」「味付けはなぁ〜に?」と聞かれるほど大好評♪梅干しと少しの醤油だけなのにまぁ〜るくて優しい味♪食材は家族の健康を考え元気が出るシジミと鶏肉、消化に優しい葉物を軸に選びました。娘が高熱が出た時「梅スープが飲みたい」と欲するようになった家族全員が大好きな梅スープです♪

 

煮物部門

 

最高金賞

牡蠣と小松菜のさらっとクリーム煮 久保田倫子さん


使用食材


牡蠣、人参、玉ねぎ、小松菜、ぶなしめじ、塩、豆乳、米粉

エピソード

牡蠣が美味しい石川県に住む両親に、重ね煮を手軽に楽しんで欲しいとの想いで考えた料理です。牡蠣と言えば鍋があっさりして好きという母に、胃もたれの心配不要でさらっと頂けるクリーム煮に。食材は、すぐに手に入り、高齢の母でもできそう!と挑戦やアレンジしやすいものにしました。重ね煮を通して、さらに元気に健康で過ごして欲しいと想いを込めました。

 

金賞

梅干し香るタジン風鶏もも煮込み 松井信太郎さん


使用食材


玉ねぎ、人参、ズッキーニ、パセリ(茎ごと)、にんにく、鶏もも肉、干し椎茸、梅干し、スパイス(クミン、コリアンダー、パプリカパウダー)

エピソード

砂漠の民の知恵「タジン鍋」と、日本の「重ね煮」。形は違えど、どちらも食材の水分を活かし、旨みを調和させる調理法です。この料理では、エキゾチックなスパイスの香りに、日本の伝統的な酸味である「梅干し」を合わせました。すると驚くほど味がまとまり、爽やかで深い旨みが生まれたのです。捨ててしまいがちなパセリの茎も、立派な香味野菜として活躍します。文化や食材の違いを乗り越え、鍋の中で生まれる新しい調和を目指しました。

餅巾着入り重ね煮おでん 橋本真弓さん


使用食材


油揚げ、切り餅、鶏胸肉、糸こんにゃく、干ししいたけ、干瓢、ゆで卵、じゃがいも、大根、こんにゃく、昆布

エピソード

食卓で鍋の蓋を開けた時に父の目がまん丸に開いて「おでんかー」と喜んだ表情が忘れられない思い出の一品です。その背景には癌が見つかった父に安心して好物をたべてもらえたらという思いがあります。画像には無いですがごぼう天(父の好物)も入れることも多いです。
今年の初おでんはいつなのか!?と家族も待ちわびるおでんは長年この塩と醤油のみの味付けの重ね煮スタイル。子どもの好物の餅入り巾着など"好き"の集まる煮物です。

 

特別賞

キャベツとブロッコリーのレモン味噌和え 松崎佳代さん

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使用食材


キャベツ、ブロッコリー、にんじん、レモン汁、味噌

エピソード

重ね煮で我が家で一番ヒットしたものは和え物。今年のコンテストのテーマが「理」と聞き、和え物でエントリーしようと迷わず決めました。外食などの機会も増え、親が食の全てを見てあげられない今、体に負担になっているものを好きな和え物で、さりげなくデトックスできたら‥と考えた一品です。野菜も美肌効果のあるものを選び、ビタミンも豊富です。

 

バラエティ部門

 

最高金賞

 徳島県産の野菜と阿波尾鶏の味噌炒め煮 (株)大塚製薬大塚製薬工場 総務部 社員食堂 岩谷祐弥さん


使用食材


阿波尾鶏、なると金時(さつまいも)、れんこん、刻み葱、味噌、みりん、酒、塩こしょう

エピソード

徳島県の特産品である阿波尾鶏と甘味のあるなると金時、シャキシャキとした歯応えが特徴のれんこんを掛け合わせた料理に味噌と相性がいいと思い炒めました。この料理は忙しい主婦の方はもちろん、料理初心者の方でも作れるようになっています。阿波尾鶏を一口サイズに切ることにより、肉の味を感じとり、なると金時の甘味に加えて、れんこんの食感が合わさり、飽きることがありません。この料理を通し、料理の楽しさを実感して頂きたいと思い、このコンテストの為に作成いたしました。

 

金賞

蒸し器いらず!重ね煮しゅうまい 西田愛未さん


使用食材


豚ひき肉、玉ねぎ、切り干し大根、蓮根、生椎茸、キャベツ、人参、しゅうまいの皮、塩、醤油、胡麻油、片栗粉

エピソード

野菜を重ねてその上にしゅうまいを並べて蒸し煮するだけ。蒸し器がなくても大丈夫。
切り干し大根、蓮根、春キャベツなど季節の野菜を使いました。切り干し大根は地元の大根を干して作りました。お肉の旨みと野菜の甘みが調和した一品です。我が家の息子も大好きです!そのままでも美味しいですが、お好みでポン酢をかけてお召し上がりください。

 甘くないおやつ!重ね煮ミートパイ 板垣美香さん


使用食材


しめじ、じゃがいも、玉ねぎ、人参、鶏ひき肉、味噌 トマトケチャップ、醤油、塩、葛粉

エピソード

私が重ね煮に出会った時、二人の子供は既に成人。もっと幼い時に出会えていたら…と今でも思います。おやつもほぼ甘い物で子育てしてきた私。後悔と反省の様な気持ちから「甘くないおやつ」を作ろう!と思いました。具を重ね煮してみたら、丸みのある優しい味わいに。葛で少しとろみを付ける事でしっとりした具に仕上がりました。子供達にも好評です♪いつか孫に恵まれたら作ってあげたいなとも思います。

れんこんサラダ 砂田桂子さん


使用食材


ひじき、れんこん、スナップえんどう、かつお節、味噌、しょうゆ、酢、ねりごま、白味噌、梅酢

エピソード

以前から作ってきたマヨネーズの和え物は、次女が「結婚したらこのサラダを持たせて」と言ってくれるほど、家族の思い出の味でした。重ね煮を始め、マヨネーズを使わずに作れないか悩む中、普段あまり手料理を美味しいと言わない三女が、酢味噌和えを食べて「美味しい。ドレッシング変えた?」と一言。その言葉に背中を押され、幼い頃に母のそばで手伝いながら覚えたすり鉢で和える台所の手仕事、地元名産のれんこんを使い、日本の食文化を次の世代へつなぐ想いを重ねました。

 

特別賞

すりおろしりんごのゼリー 増渕美津子さん


使用食材


りんご、梅酢、甜菜糖、レモン汁

エピソード

私自身と家族が、体調が悪い時や胃が疲れている時はゼリーが食べたくなる。が、市販のものは甘すぎて好みではない。“家にある材料で自然な甘みのゼリーを作りたい”と考えて料理しました。すりおろしりんごにしたのは、赤ちゃんがいるご家庭でも家族みんなで食べれるようにしたかったからです。

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